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spacer遠藤ケイ手作り教室でナイフ作りspacer(2003.3.3)

アウトドアグッズなどを販売する三条市五明、ウエスト三条店(大竹潤店長)は1日、三条市出身イラストレーター遠藤ケイさん(59)の下田村の工房「庭月テラ小屋」で遠藤ケイ手作り教室を開き、遠藤さんの指導でナイフ作りを学んでもらった。

遠藤ケイさんの工房で開かれた遠藤ケイ手作り教室のナイフ作り

遠藤ケイさんの工房で開かれた遠藤ケイ手作り教室のナイフ作り

遠藤さんは、あらゆる生活道具を可能な限り自分で作るのがポリシー。その技術を遠藤さんの指導で学ぶ教室で、この日はナイフ作りの1回目。30歳代の男性3人が参加し、次回8日と2日間で、鋼の板からナイフを作る。

指導する遠藤ケイさん

指導する遠藤ケイさん

参加者は自分の好きな形のナイフを思い描いてから制作にかかり、まずは火造りを行った。木製のふいごを手で動かし、火床(ほど)に風を送って火をおこす。火床で赤く熱した鋼の板を金槌で叩いて形を整えてゆき、参加者は遠藤さんのアドバイスに真剣に耳を傾けていた。

工房は築110年の古民家を再生したもの。作業を行う土間には、遠藤さんが作った道具やそれを作る道具が並ぶ。高い天井に向かって煙突の先から静かに立ち上る煙がうっすらと立ち込め、まるで昔にタイムスリップしたような不思議な空間だった。

参加者は「普段はまったく別な商売。鍛冶屋をやってみたくて参加した」、数年前に鍛冶の仕事に就いた見附市の男性は「昔ながらの手造りに興味があり、直接、指導を受けたくて参加しました」と話していた。

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