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三条、燕の郵便局がFSPを生かしたDMのセミナー(2003.3.12)
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三条市内と燕市内の郵便局は、12日午後1時半から三条・燕地域リサーチコアでDMセミナー「売れる!成功する!DMフォーラム in 県央」を開き、参加した県央地域の小売業を中心とする約100人から効果的なDMのポイントを学んでもらった。
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12日、郵便局が開いた「売れる!成功する!DMフォーラム in 県央」
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講師は(株)ジェリコ・コンサルティング=本社・東京都中央区=のFSP(フリークエント・ショッパー・プログラム)コンサルタント、大野慎二氏。FSPは顧客の購買履歴から購買に応じた特典を提供して優良顧客を囲い込む手法の一つ。米国のスーパーなどで始まった手法で、90年代から日本でも積極的に導入されている。
大野氏は小売業約400店舗でFSPプロモーション企画を担当し、ランクアップやスタンプラリープロモーションなどで実績をあげ、データベースマーケティングを取り入れたDMの普及活動に力を入れている。
セミナーでは、売り上げを上げるコツ、優良顧客の見つけ方、事例で見る成功と失敗の3つを柱に説明。大野氏は「ポイントカードをやっているのは日本だけで、レジを売りたい会社がポイントカードを勧めている。いつ、誰が、どこで、何を買ったかまで追いかけないと商店街カードは失敗する」と、既存のポイントカードのシステムを真っ向から否定した。
顧客データにこそ意味があり、顧客データによって確実で正しい売り上げを上げるための販売活動ができるとして、データの収集、分析の方法を説明、具体例を示して改善を求めると、参加者はそれぞれの営業内容に照らして熱心に聴き入っていた。
4月1日の日本郵政公社設立を前に、郵便を配達するだけでなく、サービスアップとしてDMを活用している人に情報を提供しようと今回初めてフォーラムを開いた。
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