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県央東部合併研究会は6月末まで存続へ(2003.3.12)
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県央東部合併研究会(目黒剛会長)は、11日午後7時から三条・燕地域リサーチコアで役員会を開き、6月末まで同研究会を存続させ、これまで通り5市町村の枠組みで合併法定協議会の立ち上げに努力することを確認した。
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11日開かれた県央東部合併研究会の役員会
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研究会を構成する三条、燕、栄、田上、下田の5市町村の首長と小委員会の正副委員長の役員と、構成市町村の合併主管課長、事務局らが出席。同研究会の今後のあり方や事務局体制などを協議、確認し、3月23日午後3時をめどに日程調整中の研究会で決定する。
目黒会長から役員会開催の経緯を説明。2月24日に構成市町村そろって臨時議会を開き、法定協議会の議決を行う予定だったが、結果的に見送られ、「(同研究会の活動は)休止状態ではありますが、存続しているので、研究会の基本方針を確認しながら研究会を開催し、決定していきたい」と話した。
事務局は、研究会の今後について「法定協議会も5市町村で組織するのが理想的」とし、2月28日の首長会議で、今後も住民に情報提供して法定協議会設置に努力することで了解を得たことを報告した。
2月に平山県知事が法定協議会設置のタイムリミットは今夏との見方を示したため、研究会の活動も6月末までとし、情報提供の手段として研究会だよりの発行やホームページの継続、市町村広報紙への記事掲載、出張トークの実施など行うことにした。
研究会の3カ月間の存続延長に伴う経費は、新たな負担金を求めずに330万円の繰り越し金でまかなう。事務局は臨時職員2人を雇用解除する以外はこれまで通りの体制を続けるとした。
田上町の委員が研究会の存続を6月末までとした経緯の確認を求めたのに対し、事務局は首長会議後に事務方が各市町村を回って確認したことを報告。また、田上は加茂市との合併協議会設置の直接請求が出されており、その取り扱いによっては県央東部合併への出方が変わる可能性を指摘した。
三条市の委員が法定協設置に関して「燕さんには努力してほしい」と求め、高橋甚一燕市長は、燕市の臨時議会では法定協議会設置の提案が否決されるとみて見送った経緯を繰り、合併の「糸を切りたくないという首長さんの考えを聞いて、少し先送りしながらと、そういう話になった」。
下田村の委員は、燕市の3月議会の一般質問で下田村との合併に関してクマ、シカの面倒を見ることまで考えているのかといった質問があったことを取り上げ、「お互い我慢するところは我慢して合併の話しを進めているなかで、そういう発言は下田村としてもあまり感じのいいものではない」と、高橋燕市長と大山治郎燕市議会議長の見解を求めた。
大山市議会議長は「誠に申し訳ないと思っている。発言は事実で、この方は合併反対の決議をしたひとり。本人に対しては他の市町村に対して失礼だと話したが、本人は一つの発言としてそのままにしていただきたいと言われた。そういう発言は賛成反対に関わらず、議長として私はお詫びしたい」、高橋燕市長も「よそのことについて、悪口をいうのはよくないことと思っている」と答えた。
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