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加茂JCがまちづくり合併フォーラム(2003.3.13)
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(社)加茂青年会議所(安中毅理事長)は12日、加茂市産業センターで、まちづくり合併フォーラム「夢と希望のもてる郷里(まち)」を開き、与田一憲新潟商工会議所政令都市推進特別委員会委員長ら地域の将来を真剣に考え行動している5人をパネラーに合併の必要性などをテーマにパネルディスカッションした。
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12日開かれた加茂生年会議所主催まちづくり合併フォーラムのパネラー
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地域住民ら60人と青年会議所関係者ら60人の合わせて120人が参加。パネラーは、政令指定都市を目指す新潟市の与田商工会議所政令都市推進特別委員会委員長、池井豊田上町商工会青年部部長、鈴木利益まちづくり市民会議代表、杉野真司(社)燕三条青年会議所理事長、安中毅(社)加茂青年会議所理事長の5人。コーディネーターは同青年会議所まちづくり合併推進委員会江口稔委員長、サブコーディネーターには同委員会丸山信彦委員で進行した。
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合併フォーラム会場
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与田氏は新潟市の事例を交えて合併の必要性を話した。「ひとつには人口が減っていく。町としての経営ができなくなる。物理的に増やすことができないなら、社会的に増やす」。それと「ワンセット主義などと言われる、となりが文化センターを作ると自分のところもとなって、むだがある」の2つをあげた。
後者では「新潟市民病院など、大きなシステムを使って広域で施設を利用し先生をいっぱいもつ。広域連合では、自分のエゴが出てくるので難しい」と合併のメリットを話した。
一方、合併でその職を失う議員には大きなデメリットだが、行財政改革は進む。「新潟市は定数特例のため新潟以外の議員と首長は腹を切る。自分たちが辞めて町がよくなるのならと決断した」と評価した。
地方分権は財政確立の自立を促し、議会の活性化をうながす。議員の役割とビジョンを持って議論しあうことが重要になる。合併に向けて議員と住民が一体となって町づくりの建設計画を積み上げる必要があり、「(町づくりの)1つの手段として合併、国がバーゲンセール(合併特例債など)やってるから、うまく利用するという考え」と、合併を町づくりに生かすよう勧めた。
パネラーの鈴木氏は「合併の前後、2度の町づくりを考えるチャンス」。池井氏は「県央東部の新市将来都市構想には、夢がもてる内容があまりない」としながらも、「友人が県央東部を工業の世界一の先進地にしたらどうか、工業高校の修学旅行は全て県央とか。結局は人。どれだけ夢をもった人がいるか」。
杉野氏は燕三条青年会議所の統合にふれて「次の世代が元気を持つには合併しなければならない。ひとつの成功体験を通じて、この土地に生きる自信と自覚を与えていきたい」、安中氏は「合併という手法を生かし、将来像をつくっていこう」などとそれぞれの合併に託す思いを話した。
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県央東部合併研究会関連データ〜ニュースタンク
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