燕市内8つの小学校すべては24日、卒業式を行い、合わせて418人が卒業、中学校へと巣立った。
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卒業生の表情をスクリーンに大映しにした燕東小学校の卒業式
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燕市立燕東小学校(多賀淳一校長・児童数281人)では、午前9時半から平成14年度卒業証書授与式を行い、6年間の課程を修了した男子27人、女子21人の48人が学びやを巣立った。
在校生や保護者の大きな拍手が響くなか、新調したばかりの大きめの学生服、セーラー服を着た卒業生は、1年生が育てたクロッカスの花鉢の通路を抜けて入場した。
卒業生は、ステージで保護者らに背を向けて多賀校長から卒業証書を受け取ったが、卒業証書を受け取るときの我が子の表情を見たいのが親心。その思いをかなえようと、ステージ奥に卒業生を顔をとらえるカメラを設置し、その映像をステージに置いたスクリーンに大きく映した。
式辞で多賀校長は人を花にたとえ、自分はどんな花なのか、どんな香りを持っているか見極めて、個性あふれる花を咲かせることと、友だち一人ひとりの良さを見つけることを願った。「燕東小学校を卒業し、新しい目標に向かって志を高く持ち、若竹のように伸びていくことと思います」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生と在校生が向かい合っての「別れのことば」のあと、卒業生は『世界に一つだけの花』を全員合唱。こらえきれず涙をあふれさせる女子児童もいた。
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