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合併法定協設置に賛否10対10の燕市議選結果に高橋市長(2003.4.29)
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27日行われた燕市議選の結果、県央東部合併の法定協議会の設置に賛成、反対する市議が同数になった。翌28日、合併推進の立場の高橋甚一市長は「拮抗すると思っていた。予想通り」と受け止め、新議会には「東部合併に賛成することを期待する。吉田町にも入ってもらうように働きかけたい」と話した。
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吉田町への合併の働きかけに意欲を示す高橋燕市長
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燕市議選には、定数20に23人が立候補した。候補者の県央東部5市町村での6月法定協議会設置に関する賛否の内訳は、賛成12、反対11。選挙の結果、賛成、反対とも10議席と、ぴったり議席を分け合った。
この結果について高橋市長は「終盤で(賛否が)11対12と聞いており、どなたがということではなく、賛成派、反対派が拮抗すると思っており、その点では大体、予想通りだった」。
高橋市長は合併問題が争点になると見て、特定の候補を応援することはなかった。ただ、住民投票や1対1の市長選とは違い「市民の皆さまは必ずしも合併だけが争点にはならなかったのでは」と冷静に分析する。
直前の課題は県央東部合併法定協議会の設置だが、高橋市長にとって最終的な目標は県央11市町村の大同合併、30万都市の実現。しかし、現実には分水、弥彦、寺泊の3町村との合併は不可能との認識を示し、「法定協設置のためだけではないが、吉田が一緒になればいちばんいい。吉田町に働きかけて東部に入ってもらうことでスムースに行くことを期待している」と県央東部の枠の拡大に意欲を見せる。
市議会ではこれから議長や委員、所属会派などが決まる。賛否が10対10のまま変わらないのかどうかはわからない。高橋市長は「県央東部合併に賛成してくれることを期待する」と言うが、ここまで賛否が拮抗している以上、合併の成否は高橋市長の手腕にかかっていると言える。新市議会のメンバーとは、5月8日開かれる議員協議会が初顔合わせとなる。
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県央東部合併研究会関連データ〜ニュースタンク
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