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加茂・うのもりやで創業明治4年からの菓子を展示(2003.4.30)
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菓子製造、贈答小売業(株)鵜の森屋=山内善一社長・加茂市仲町2=と画廊山内堂=山内スミ社長・同所=は、28日から5月1日まで菓子店「うのもりや」2階の山内堂で菓子展を開いており、うのもりやが明治4年に創業して以来の菓子を展示している。
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創業の明治4年来の菓子が並ぶうのもりやの菓子展
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うのもりやは創業から130年余り。新築店舗開店5周年と画廊山内堂20周年を記念して菓子展を開いている。祝いごとには欠かせなかった創業当初からの打ち菓子や練り切り菓子、現代の四季を表した上生菓子などの130年の歩みを菓子の展示で紹介している。
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明治4年の金花糖の型で作ったサカナをかたどった菓子
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半世紀近く前の懐かしい練切菓子の式菓子
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創業当時の「明治四末年」とあるサクラの木型に、砂糖を煮詰め流し込み再現した長さ10センチほどのタイの形の金花糖をはじめ、昭和10年ころに注文のあった紅白粉菓子の田上町祝菓や新潟県立農林高校農林祭祝菓。「昭和9年皇太子殿下御生誕奉祝式」とある型を使って「奉祝」の2文字の入った粉菓子などを再現している。
創業当初から同店名物「カルルス煎餅」は、味は変わらなくてもサイズやパッケージなどは変化し、当時の型と昭和40年から平成9年まで使っていた洋風の缶も展示している。
昭和30年代から40年代には定番だった長さ30センチほどで微妙な色合いが美しいタイ、コイ、エビの練切菓子も再現しており、「今は使わないねえ」と懐かしさを覚える人も多い。
毎日午前10時から午後6時まで、入場無料。問い合わせは「うのもりや」(電話:0256-52-9258)へ。
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