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予想以上のにぎわいの庭月テラ小屋バザール(2003.5.4)
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下田村に住むイラストレーター遠藤ケイさん(59)が同村庭月の古民家を再生して構えた工房「庭月テラ小屋」で3、4の2日間、庭月テラ小屋バザールが開かれており、初日3日は家族連れなどでにぎわった。
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3、4日と開かれている庭月テラ小屋バザール
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土間と18畳ほどの部屋には、遠藤さんが実演しながら作る針金細工の石けん台、鮮やかな彩色の植物や動物などの絵はがきや色紙、つるかご、サイン入りの著書。村民が作るタケ細工や飾りかんじき、キャンドルスタンド、切り絵、手作りみそ、果実酒などが所狭しと並ぶ。
広間では着物の反物を飾り、奥の茶室ではサクラの花吹雪を借景に茶席。土間を見下ろす2階では遠藤さんの原画を展示、屋外にはイスとテーブルを並べて手作りウインナーや牛筋の煮込み、おにぎりを販売している。
3日は三条市や吉田町、弥彦村など県央地域や新津市、遠くは埼玉県からゴールデンウィークを利用して家族連れや遠藤さんのファンなどが続々と訪れた。
針金細工に精を出す遠藤さんやスタッフに、古民家がいつ建てられたのか、誰が住んでいるのかなどをたずね、日差しの下では半袖でちょうどいい初夏の陽気と周囲の緑が萌える自然、古民家の風情を五感で味わっていた。
遠藤さんを中心につくる庭月テラ小屋実行委員会の主催で今回、初めて開いた。遠藤さんは「誰も来なかったらどうしようかと思った。上々じゃないですか」とにっこり。「モノだけでなく建物にも興味を示してもらっている。単なる懐かしさではなく、昔の人の暮らしを振り返ってほしい」と日本古来の良さを理解するきっかになることを期待している。
4日は午前10時から午後4時まで。来場は漢学の里か森町支館に車をとめ、工房まで約200メートル歩く。
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