燕市は8日、市議会議員改選後初めての議員協議会を開き、新議員の紹介や13日の臨時会の日程を説明した。また、議員は所属会派の届け出を行い、5会派の構成が決まった。
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改選後初の燕市議員協議会
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午後1時半から議員協議会を開き、高橋甚一燕市長は激しい選挙戦を戦い抜いた新議員を祝福し、「これからは市政に対するご協力をいただき、燕市発展のためにご尽力をお願いします」と求めた。
臨時会で新議長を決めるまで不在の議長に代わって高橋市長が議事を進行し、新人議員をひとりずつ紹介したあと三役や教育長、各課長があいさつ、顔合わせした。
事務局は13日午前9時からの臨時会の日程、担当課長が議案を説明し、市税や国民健康保険税などの専決処分の報告。
新人の田野隆夫市議は、景気低迷による税収不足から増税が進むとして「それを避けるには、行政の簡素化が必要。合併などそういう行政ができれば、他市町村から見学に来る。そんな金のかからない行政を目指してもらいたい」と求めた。
合併の是非で注目を集めた燕市議選だったが、「合併」の言葉が出たのは、この田野議員の発言だけの静かな幕開きだった。
13日召集の臨時議会で議長選挙を行うが、6月提案の県央東部5市町村での法定協議会設置では、賛成派と反対派がちょうど10人ずつと割れており、採決に加われない議長をどちらから出すかが多数決のかぎを握るだけに、議長の譲り合いとなりそうだ。
また、この日は20人の議員の所属会派の届け出も行われた。県央東部合併の法定協議会設置の賛成、反対を基本にして改選前の3会派から5会派に増えた。各会派構成、代表者などは次の通り。
【燕和会】7人▲大山治郎(代表)▲赤塚功▲渡辺正明(経理責任者)▲田野隆夫(幹事長)▲坂井基▲タナカ・キン▲浅野金六
【飛燕会】6人▲川上靖夫(代表)▲田辺博▲星野義則(幹事長)▲大関富男▲古寺正晴▲大原伊一
【爽風の会】3人▲野島善夫(代表)▲斉藤紀美江(経理責任者)▲川崎健吾(幹事長)
【草の会】2人▲大岩勉(代表)▲阿部健二(経理責任者)
【日本共産党燕市議団】2人▲本多了一(代表)▲長井由喜雄(経理責任者)
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