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三条柔道倶楽部主催県下柔道大会の招待選手が実技講習(2003.5.11)
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三条柔道倶楽部(大竹惣一郎会長)は、10日午後3時から三条市総合体育館で翌11日の創立55周年記念2003県下柔道大会の招待選手2人による地元小中高生の実技講習会を開き、約180人が参加、指導を受けた。
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三条柔道倶楽部主催県下柔道大会の招待選手で実技講習を行う棟田選手(奥)と横田選手(手前)
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大会に毎回、柔道界有数の選手を招いて招待選手による前日の実技講習会と大会当日の模範試合を行っている。今回の招待選手は一昨年の前回大会と同じ警視庁の棟田康幸選手(22)と明治大学の泉浩選手(20)の2人。三条市内の小中学生と加茂市の高校生、それに大会初の県外参加チーム京都東方館の選手合わせて約180人が参加した。
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会場を回って指導する棟田選手
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棟田選手は愛媛県松山市出身。身長172cm、体重125kgで無差別級。明治大学在学当時から全日本選手権大会に5回、出場し、昨年は決勝で五輪金メダリストの井上康生選手に判定負けながら2位に輝いている。
泉選手は青森県下北郡大間町出身で身長172センチ、体重88キロで90キロ以下級。棟田選手の後輩の明治大学3年で、ことしの全日本選手権大会に初出場を果たしている。
実技講習会では、棟田選手が右ひざを痛めているため、主に泉選手が実技指導した。背負い投げや大外刈りの基本的な型のコツなどを実際に高校生を相手にして細かく指導。「技に入るときは、思いっきり入ることが大事」と気持ちの大切さも説き、参加者は一流の柔道家の指導に真剣に見入っていた。
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小学生に技をかけさせて指導する泉選手
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小学生の女の子から背負い投げの質問に泉選手は、自身に技をかけさせて、小学生に投げられる大サービス。日の丸のついた柔道着を着た泉選手を投げた小学生が固まってしまうほど驚くと、それまで緊張していた参加者に笑顔と拍手がわいた。
全員で練習を始めると棟田選手も会場を回って指導。手ほどきを受けた小学生は「よかったね」と顔を見合わせて喜び、市内の指導者は「一流の選手ほど、目線を下げて教えてくれる」と指導法を学んでいた。
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