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spacer燕市議会の議長選挙は6回の投票ですべて当選者が辞退する異常事態で延会spacer(2003.5.13)

13日開かれた第2回燕市議会臨時会は、県央東部合併の法定協議会設置の賛成派、反対派がそれぞれ議長ポストを譲り合い、計6回行った投票の当選者がすべて議長を辞退するという異例の事態に。このまま投票を続けても繰り返すだけで結論は出ないため延会、次回は20日に開くことに決めた。

議長選挙の投票が6回も繰り返された13日の燕市議会臨時会

議長選挙の投票が6回も繰り返された13日の燕市議会臨時会

市議は20人。6月に提案予定の県央東部合併の法定協議会設置に賛成派、反対派がちょうど10人ずつとなり、議決権のない議長を出した方が少数となるため、いわば議長ポストの押し付け合いとなった。

6回の投票の結果
(青地は賛成派,赤地は反対派)

当選者

1回目 赤塚10 星野10
2回目 赤塚10 大山7 星野3
3回目 赤塚10 星野9 大山1
4回目 赤塚10 星野10
5回目 星野10 赤塚10
6回目 川上10 赤塚10

午前9時38分に開会。年長の赤塚功市議を臨時議長として仮議席を指定し、2分後の9時40分に休憩。約1時間10分後の10時51分に再開、第1回目の議長選挙の投票を行った。

その結果、反対派の星野義則市議と賛成派の赤塚功市議が10票ずつの同数となり、白い箱に入った赤と青の2本の抽選棒のうち、当選の赤を引いた赤塚市議は「わずか3期目で、副議長の経験もない。燕の未来をこうこうと照らす責任が重大で、議長に当選したが辞退したい」と、すぐに辞退することを明らかにした。

その後も次々と投票を繰り返した。結局、4回連続で赤塚市議が当選し、いずれも辞退。さらに5回目は星野市議、6回目はやはり反対派の川上靖夫市議がそれぞれ当選し、辞退。星野市議は当選すると「4回も赤塚市議が辞退する異常事態。私もこういった混迷の中お引き受けできません」。

また、3回目の投票前には反対派の大岩勉市議が「赤塚氏が引き受けるべきだと思います。誰が当選しても受けることができない結果も予想される」と発言した。

空転する議会に、臨時会の会期を13日から20日までの8日間とし、14日から19日までの6日間を休会、次回は20日午前9時半から開くとして午後3時19分、延会とした。

臨時会後、賛成派の大山市議は「20日までには、話し合いをしながらいい方向に言ってくれればと思う」と話したが、反対派との話し合いの日程などは決まっていないという。

反対派の星野市議は「どう変化していくかわからないが、動きはあると思う。20日近くにならないとわからない。なんとか速やかに進むことを願っている」と話すとともに、「すべて合併がらみで起きたこと。議長職を自分の会派に引き込むのがふつうでしたが、術はまったくない」。

合併推進の立場の高橋甚一市長は、結論が先延ばしとなり、法定協設置の流れに向かなかったことについて「私にとって残念です」と話した。

次回、20日の結果で法定協設置の反対派が賛成派を上回った場合については「現実に6月の議会に出せるのか、まったく流動的。本当にダメなものを承知で出すべきか、出さないべきか結果を見てから」と結論は出していない。

反対派に対しては「説得というよりは、理解してもらう動きをすべきときはする」と言う。吉田町を含む合併を求める市民の声が多く、県は県央東部に吉田町を含めて提示していることもあり、吉田町へはすでに数回、出向いている。

「きょうの結果も20日前に吉田町へ話しに行く。6月までにお願いと同時に返事も聞く。吉田町が東部に入る方向であれば、東部に行ってお願いする」と話しており、法定協設置には反対でも吉田町を含む合併に賛成する市議を取り込みたい考えのようだ。

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