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三条まつり最終日に神明宮で太々神楽奉納(2003.5.16)
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14日から3日間行われた三条まつり最終日の16日、神明宮(三上行雄宮司)では春季例大祭で太々神楽を奉納した。
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神明宮の春季例大祭の太々神楽奉納、五穀散の舞で紅白モチや菓子を取ろうと手を広げる参拝者
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神明宮は、県指定無形民俗文化財「三条神楽」として市内の神社が伝承する神楽32舞のうち27舞を保存する。神明宮伶人会(平原忠雄会長)の伶人8人と稚児13人が、15日の宵宮祭りと16日の昼と夜の計3回に分けて神楽を舞った。
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悪魔祓の舞
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16日の昼は、午後2時から先稚児の舞に始まって宮清、地久楽、榊、悪魔祓と計11舞を披露した。午後2時の気温は14.0度(三条地域消防本部調べ)と肌寒く、見物客もジャンパーなどを着込んで「寒いね〜」があいさつ代わり。開放した拝殿の観覧席には、稚児の家族や年配の人など30人余りがのんびりと舞を眺め、舞が終わるたびに拍手を贈った。
五穀散の舞は、苗を植えてコメの収穫を願う舞で、ハイライトはエンディング。舞殿から伶人が収穫した作物に見立てた紅白のモチや菓子をまく。それまでの優雅な奏楽がテンポアップし、太鼓が軽快に「トン、トトドンドン」と響き始めると、自然に舞殿の近くに人が集まり、「こっちもー」「モチなげてー」と両手を広げていた。
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