燕・戸隠神社の春祭り、17日は宵宮でにぎわう

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燕市宮町、戸隠神社（星野和彦宮司）は17、18の2日間、春季例大祭を行っており、17日の宵宮祭りは万灯や踊り子の門付けで祭りを華やかに盛り上げた。

燕・戸隠神社の春祭りの宵宮祭でことしも人気を集めたおたまさん

境内や神社前の商店街には昨年より25店多い196店の露店が並び、祭りのにぎわいを演出。17日は午後7時半から同神社で宵宮祭神事を行ったが、それに先駆けて4時過ぎから木場小路（宮町）と横町（中央通り）のそれぞれの万灯1基ずつが町へ繰り出し、祭りの幕開きを告げた。

アーケードをふさぐほど大きな万灯

万灯は台車の中央に灯ろうを載せ、そのてっぺんから色紙で飾った割り竹数十本をしだれのように垂らしたもの。万灯の上では若連中が太鼓を打ち、「ひょっとこ」と呼ばれる小学生の男の子が扇子を広げて踊り続け、台車に付いた綱を引いて練り歩いた。

宮町木場小路万灯は8時半に神社を参拝し、若連中の木遣音頭と伊勢音頭に合わせて、小学生の踊り子「おたまさん」が踊りを披露した。そのあと、二手に分かれ商店街の店を順番に門付けして回った。

万灯の上ではやしの演奏

おたまさんは、結い上げた髪にリボンを結び、白塗りで目元と唇に朱をさす。片方だけ赤い花柄の着物の袖や裾や黄色の手差しなどに鈴をつけ、水色の帯と、色鮮やかな衣装だ。

「よ～いとな」のかけ声で小首を傾ける振り付けが愛らしい。門付けが終わって宮町商店街の道路に一列に並び、宵祭り最後の踊りが始まると、大勢の市民やアマチュアカメラマンが一斉にフラッシュをたいていた。

18日は朝から万灯が町に繰り出す。午後1時半に神社拝殿で大祭神事を行い、午後3時半に宮神輿行列が神社に集合し、出発。4時半からは約250人が参加してことし初めてお目見えの江戸神輿渡御を行う。

8時に木場小路万灯、8時半に横町万灯がそれぞれ舞い込みし、9時に宮神輿が神社に戻る。