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県のヘリコプターも参加して燕市・春季消防演習(2003.5.25)
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燕市消防本部(小野塚栄治郎消防長)と燕市消防団(斉藤慶蔵団長)は25日、燕市立燕中学校をメーン会場に平成15年度春季消防演習を行い、総合訓練では県の防災ヘリコプターも参加して迫力の救出劇を披露した。
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ごう音とともに、ものすごい勢いで土ぼこりを上げて着陸を試みる県のヘリコプター
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消防本部、消防団、幼年消防クラブなどから約500人が参加。午前8時45分から秋葉町堤防下で行った放水訓練に始まり、幼年消防クラブを結成する小高、三方先の2保育園園児や消防団幹部、女性消防団員、消防車両が目抜き通りを市中行進。9時半から燕中学校で部隊訓練、総合訓練、水道町保育園幼年消防クラブ員によるアトラクションを行った。
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レスキュー隊による救出劇
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総合訓練では、マグニチュード6の地震の発生でライフラインが寸断。燕中学校の理科室から出火し、火災が拡大して屋上に逃げ遅れた人と3階に負傷者がいると想定して、消火、救助訓練を行った。
サイレンを鳴らした消防車やはしご車、救急車が続々とグラウンドに集結。レスキュー隊がはしご車やロープを使って屋上と3階の負傷者を救助するとともに、消防車や消防団の小型動力ポンプなど13台が校舎に向かって一斉放水した。
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屋上の要救助者を救出するヘリコプター
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そしていよいよ目玉の県消防防災航空隊のヘリコプター「はくちょう」による救助訓練。爆音を上げて校舎屋上へ接近し、屋上の逃げ遅れた人を救助した。
グラウンドへ着陸する計画だったが、ヘリコプターの風が乾いたグラウンドの土を巻き上げた。煙幕のようになって視界を遮り、着陸地点が確認できなくなったため、着陸を断念してそのまま帰還した。
壁をつたって屋上からロープでするすると降りる隊員の妙技やはしご車の実戦さながらの訓練に見学の市民は目を丸くして見入っていた。ヘリコプターの巻き上げる土ぼこりに、数十メートル離れたところで見学する市民も目や鼻を手やハンカチで覆っていた。
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新潟県消防防災航空隊のページ
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