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雨降りでもにぎわったヤマタノオロチ伝説まつり(2003.6.2)
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ヤマタノオロチ伝説まつり実行委員会(鈴木昭宣実行委員長)は1日、三条市神明町1、パルム公園と神明宮で第4回ヤマタノオロチ伝説まつりを開き、あいにくの雨にもかかわらず小学生や年配の人でにぎわい、ヤマタノオロチの舞や盛りだくさんのイベントを楽しんだ。
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1日、三条市・パルム周辺で行われた第4回ヤマタオオロチ伝説まつり
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朝から雨降りで肌寒く、食べ物市場ではオロチ鍋や焼きそばなど温かい食べ物が盛況。木工工作広場では、子どもたちが雨が吹き込むのも気にせずに金づちやのこぎりで本立てなどの製作に熱中し、神明宮の骨とうガラクタ市、パルム公園のお祭り広場のステージでの演奏には傘をさしての見物だった。
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子どもたちの元気な声が響いた木工工作広場
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三条市の地域通貨「らて」を綿あめやバルーンアートなどの協力店で使うことができ、使用済み切手やプリペイドカードを持った小学生が「らて」交換所を訪れて「らて」と交換し、さっそく「らて」を使ってさっそく買い物をした。
メーンイベントは、ヤマタノオロチの舞だ。午前中に神明宮と下田村・八木神社が1回ずつ、まつりのフィナーレにもう一度、神明宮がヤマタノオロチの舞を披露した。いずれも正式な舞の名称は「稲田宮の舞」で、古事記のヤマタノオロチ伝説に由来する。
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人気だったバルーンアート
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目が赤く輝き、八つの頭と尾を持ち、身の丈は八谷八尾根を超えるほどの大きさのヤマタノオロチが、出雲の国で毎年1人ずつ姫を食べる。そこへ乱暴者で高天原を追放された須佐之男命(すさのおのみこと)がやってきて、強い酒をオロチに飲ませ、酔って眠っているところをずたずたに切って退治するというストーリー。オロチの尾から出てきた太刀を天照大神(あまてらすおおみかみ)に献上し、この太刀が三種の神器の一つの草薙剣(くさなぎのつるぎ)と言われている。
あらかじめストーリーを聞いてからの見学なので舞の所作の意味がわかりやすく、「あれがヤマタノオロチだ」「ヘビが酔っ払ってる」と子どもたちも興味津々で見入っていた。
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