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17日午後、吉田町の金子町長が自殺(2003.6.17)
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17日午後、吉田町の金子勝町長=吉田町法花堂=が吉田町内の自宅で首をつって亡くなった。59歳だった。
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吉田町役場で行われた記者会見で左から田中進一収入役、泉光一助役、川上明雄教育長
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金子吉田町長の死去に伴い、吉田町は午後9時前から町役場で課長会議を開き、9時35分に会議を終わると泉光一助役、田中進一収入役、川上明雄町教育長、総務課長が記者会見した。
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自宅で命を絶った金子吉田町長(5月27日の平成15年度第2回県央広域市町村圏協議会)
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会議の内容などについて泉助役が報告。推定死亡時刻は17日午後2時で、本人の意思による死で死因は窒息死。現職の町長が死去した場合は町民葬を行うが、金子町長の遺族の意向にそって町民葬は行わない。
葬儀は19日午後7時から通夜、20日午前9時半から告別式、同11時半出棺で、会場はいずれも燕市・セレモニーホール「飛燕」。喪主は金子町長の妻。
泉助役によると、17日、金子町長は登庁せず、昼に来客との面会の予定があったため、総務課長が携帯電話に電話したが電源が切ってあったのか通じなかった。一般加入電話に電話すると、金子町長の母が電話に出たが、高齢のこともあってか要領を得なかった。
午後5時半過ぎに吉田町長の親せきから電話で総務課長が訃報の連絡を受けた。泉助役は、すぐに金子町長の自宅へ向かい、変わり果てた金子町長と対面した。そのときのことについて泉助役は「えっ、なんなんだ、うそなんだろ」と思ったと会見で声を詰まらせ、涙を浮かべた。
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夜になって再び明かりが灯った吉田町役場
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遺書の所在は不明。金子町長から悩みなどの相談はあったかと聞かれると、「いかなる仕事でも苦労はある。こういう状況で述べると、あたかもそれが理由になるから」と泉助役はコメントを控え、なおも合併で悩んでいたのではないかとの質問には、「それはどこも同じでしょう」と、むっとして答えた。
今後の町長の職務については泉助役が代行する。「課長には町政に滞りのないようにと申し伝えた」と泉助役。あす18日は午前8時半に全職員で黙祷を行う。
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