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spacer燕の6月定例会の一般質問は高橋市長と大山市議の合併推進論で締めくくりspacer(2003.6.18)

18日開かれた第2回燕市定例会3日目、3人の市議の質問で一般質問を終わった。この日の高橋甚一燕市長の答弁は、前日17日に死去した金子勝吉田町長に対する追悼の言葉で始まった。一般質問を締めくくった県央東部合併の賛成派のまとめ役ともいえる大山治郎市議の質問、それに対する高橋市長の答弁は県央東部合併の推進のアピールに終始し、今定例会を「市民に対し考えを話す重要な場」と位置づけた高橋市長の最後の訴えともいえる内容だった。

18日の燕市議会定例会は、亡くなった金子町長に対する高橋市長の追悼の言葉で始まった

18日の燕市議会定例会は、亡くなった金子町長に対する高橋市長の追悼の言葉で始まった

高橋市長は最初の答弁の冒頭、「友人で同志である吉田町金子町長の訃報を昨夜聞き、同じような立場の者として残念。ただただ、ご苦労だったとご冥福を祈る」と追悼の意を表した。

この日の朝、高橋市長は金子町長の自宅へ弔問に出向いた。金子町長に向かって高橋市長は「心からご苦労さまと申し上げた。残念なことでならない」と、声を詰まらせた。

金子町長に対する追悼の言葉で声を詰まらせる高橋市長

金子町長に対する追悼の言葉で声を詰まらせる高橋市長

最初に質問に立った県央東部合併に反対する本多了一市議は、先に行った市民意向調査の集計結果を紹介し、「見通しのないなかで、あくまでも県央東部という市長の答弁を切ない思いで聞いた。その胸のうちは」と聞いた。

高橋市長は「何とか法定協に進んで将来の町づくりをできないかと発言してきたが、悩み続ける毎日がいばらの道を進んでいる心境」と明かした。

続けて本多市議は「名誉ある撤退を要請したい」と県央東部合併参加の断念を求めると、高橋市長は「県央東部の枠組みからはずれることは二度と取り返しがつかないことになる。将来的な目を摘むと危惧している」と突っぱねた。

斉藤紀美江市議は「これからの福祉政策について」と「地方分権に対応できる行政のあり方について」質問。そして最後に大山市議が質問。「合併こそ行政改革。町づくりのチャンスととらえている」と財政の現状と今後の見通し、産業、新市の都市構想について質問した。

合併推進を後押しするように質問に立つ大山市議

合併推進を後押しするように質問に立つ大山市議

高橋市長は、三条市に移転改築を準備している一部事務組合の中越衛生処理センターは合併しないことで燕市単独になるかの質問に「合併して1市だから建設費の圧縮ができ、しない場合は燕市から排出するし尿は別処理になるので費用は相当かさむ」。

さらに助役や担当課長らが今後の財政について工業出荷額の落ち込み、市職員の退職金、自主財源の依存など将来的に燕市は厳しい財政状況が待ちかまえていることを説明した。

町づくりについて大山市議は「苦労して開発を手がけてきた新幹線、高速道路、民間投資も県央サティを中心に一大商業ゾーンを形成している。すでに新市の中心はでき、若者は集まっている。燕市と吉田、西蒲ではどこに中心地を置くのか私にはわからない」と、吉田町との合併に重きを置く反対派を牽制し、「東部主軸の広域合併で道路網の整備は急速に進む」。同時に産業や農業振興につながると話した。

高橋市長は、税収だけの問題でなく、ひとつの産業集積地としてのアピールや豊かな自然、救命救急センター、新素材開発などの誘致、老人介護施設の民間参入、若い人たちの働く場所ができるなど、合併によって夢と希望のもてる町づくりを強調。答弁の最後には「県央東部にご賛同を、よろしくお願いします」と深く頭を下げた。

定例会は、19日から25日まで休会として、20日に総務文教常任委員会、23日に社会厚生常任委員会、24日に産業建設常任委員会を開き、26日最終日は本会議で議案審査報告と請願審査報告を行う。

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