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燕市長が県央東部合併研究会参加の一時休止を正式表明(2)(2003.6.26)
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26日開かれた燕市議会6月定例会の議員協議会では、高橋甚一市長に対して市議から県央東部合併研究会参加の「一時休止」という表現や市長の合併問題に関する姿勢を問う声が相次いだ。
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高橋燕市長が県央東部合併研究会参加の一時休止を正式表明した議員協議会
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議員協議会で、市議が「一時」という表現は再開できることを意味するかとただしのに対し、高橋市長は「たった今は申し上げられない」。再度のアンケート調査や住民投票の実施には「住民投票やアンケートもひとつの手段と考えている」と前向きに答えた。
ほかにも市議からは「最後まで市長が優柔不断で、ますます燕市の立場が悪くなる」、「強いリーダーシップをもって決断をしてもらいたい」と高橋市長の姿勢を批判する声が目立った。
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報道陣に囲まれて質問に答える高橋市長
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本会議冒頭でも経過説明と決断を伝えた高橋市長は、これまでの一般質問で県央東部合併の「法定協へ進もうじゃないですか」と説得を続けたときのような力強さはなく、目を文書に落として読み上げた。
決意を表明し降壇してからは、資料をめくったり、議員協議会で取ったらしいメモに丸をつけながらめくっていたりと伏し目がちだった。
本会議後、高橋市長は休止と決めたのは16、17、18の3日間の一般質問が終わってから決めたことを話し、17日の金子町長死去も一時休止を判断した一因かと聞かれると、「直接はない。一般質問を受けてから決断しようと思っていた」と答えた。
合併を公約同然に掲げながら一時休止に追い込まれた責任については「賛成派、反対派いろんな人のとり方があるが、県央東部で終始一貫、進めてきた。責任を逃れるつもりはないが、私ひとりの責任ではない」と述べた。
さらに「今後も今までと気持ちは変わりない。しかし結果においては燕市は離れた形。そのなかで4市町村とはどういう方向にこれからなるのか、関心はありますが私が意見を言う立場ではない」とした。
今後の燕市の合併の動向については、市議会と相談するが今の時点ではわからないとしながらも「このままじっとしているということではない」と完全な離脱ではなく、さらに合併の可能性を模索する決意を示した。
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県央東部合併研究会関連データ〜ニュースタンク
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