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三条市長は燕市の離脱と受け止め燕市抜きの合併を早急に検討(2003.6.26)
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燕市の県央東部合併研究会参加の一時休止の正式表明を待って三条市は26日午後3時から合併問題等調査特別委員会を開き、高橋一夫三条市長は燕市の一時休止の申し出について「私としては離脱と受け止め、今後は三条、田上、栄、下田の4市町村で新しい枠組みによる合併の検討を早急に考えている」と話した。
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26日開かれた三条市の合併問題調査特別委員会
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高橋市長は燕市を除く4市町村による早急な合併の検討を進め、県央東部合併研究会の解散、新しい枠組みで組織を立ち上げるとした。「燕市長さんが東部に軸足をおいた合併を基本であることは十分、理解している。今後の動向で燕市が改めて参加するとなれば受け入れることも視野に入れて4市町村の合併に取り組んでいく」とし、将来的には県央全体のより大きな枠組みを理想とする考えを示した。
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燕市抜きの合併を進める考えを説明する高橋三条市長
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下村喜作市議の質問に答えて高橋市長は、ほかの3町村も燕市の一時休止は「離脱」と受け止めているという見方を示した。
また、相田邦夫市議は、これまでの準備会、研究会など1年半の間に1億円からの経費がかかり、人件費も換算すると何億円も費やしたことを突いた。
さらに、県央東部合併の法定協議会設置提案の上程が当初、予定した2月に行われていたら「五分五分」と分析。しかし、それからこれまでの4カ月間は「燕側の一方的な考えを認めざるを得なかったと言うところに燕の責任があるのではと思う。その責任をどうやってとるのか明らかにすべきと思う」と責任を追及し、解散までに役員会などを開くべきとした。
高橋市長は、これまでの研究はむだではなく、燕市のことは町の規模の問題があり、三条市と置かれている立場が逆なら三条市の議会も同様にもめた可能性を示し、「燕の市長を責めるのはいかがなものか」と燕市長の立場を理解した。
ほかにも市議からは、ほかの3町村で合併を進める考えは同じか、4市町村になっても対等合併できるかなどの質疑があり、30分余りで閉会した。
また、県央東部合併研究会は、29日午後7時から三条・燕地域リサーチコアで役員会、引き続き7時半から同所で全体会を開くことに決めた。
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県央東部合併研究会関連データ〜ニュースタンク
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