13日まで2003加茂・桐たんす展開催

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加茂市の桐たんすメーカー10社でつくる加茂・桐たんす展実行委員会（高橋芳男代表）は11、12、13の3日間、加茂市産業センターで2003加茂・桐たんす展を開いており、初日は独身女性の桐たんす製作体験などを行い、伝統工芸品「加茂桐箪笥」をアピールした。

13日まで開かれている2003加茂・桐たんす展で11日に行われた桐たんす製作体験

桐たんすと桐製品のメーカー直売会をメーンに、桐製品の競売、桐たんす製作体験、琴アンサンブルの演奏会、来場者プレゼント、古たんすの再生＆修理、加茂の美術工芸展、加茂市のアーティストショップ「セラヴィ」の装飾品販売などを行っている。

会場にずらりと並ぶ桐たんす

会場には伝統的なタンスから、現代的なデザインのチェストタイプなど50本以上の桐たんすと桐のテーブルやイスなどの家具がならび、価格も製造メーカー直売価格とあって、すでにいくつかは「売約済み」の札が下がっていた。

初日のイベントの桐たんす製作体験は、県内の独身女性6人が参加。実行委員会メンバーが1対1で指導し、午前9時から午後5時まで、丸一日がかりで2段引き出しの桐たんすを完成させた。

ほとんどの参加者は、かんなをかけるのも、釘を打つのも初めて。地元加茂市の女性は「意外と難しかった。特にかんながけが難しく、教えてくれた職人さんを本当に尊敬します」と話し、できあがったたんすをプレゼントしてもらって「大事に使います」と話していた。12、13日は午前9時から午後6時まで。入場無料。