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27日、第一中をメーン会場に三条市総合防災訓練(2003.7.27)
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三条市は27日、三条市立第一中学校をメーン会場に平成15年度三条市総合防災訓練を行い、ライフライン関係、防災関係機関、地域住民など5機関、28団体から約2,200人が参加して大地震を想定した実践的震災対策訓練を行った。
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27日行われた平成15年度三条市総合防災訓練で第一中校舎に向かって一斉放水
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午前7時、三条市嵐南地区で震度6弱の直下型の地震が発生。道路が寸断され、建物や水道、電気、通信などにも大きな被害があり、被災者が続出、情報伝達手段も奪われた状態を想定して訓練した。
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住民による初期消火訓練
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情報収集伝達訓練で始まり、市職員が自主的に情報収集しながら指定された場所に参集、災害対策本部を設置した。石上大橋上流の信濃川左岸河川敷では、消火栓が使えないと想定して川から給水して三条地域消防本部と消防団が一斉放水訓練。現地対策本部を置く第一中学校に関係機関が集結し、情報の伝達、共有を行った。
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陸上自衛隊の炊事車
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炊き出し訓練では、陸上自衛隊の炊事車と炊飯ガス釜で、400人分の炊き出し。倒壊家屋救出訓練、交通事故救出訓練では電気のこぎりなどを使い要救助者を救助し、応急救護所へ搬送。住民等初期消火訓練では、倒壊家屋から出火を想定し行い、あまりの火の勢いに、なかなか火に近づくことができなかったが避難住民と配達業務途中の郵便局員60人余りが協力してバケツリレーで火を消した。
高層建物総合訓練では、県消防防災航空隊の防災ヘリコプターも参加して要救助者を中学校屋上から救出、最後はポンプ車、はしご車、小型ポンプなどによる火災の消火や延焼防止の放水を行った。
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宮城地震並みの揺れを体験した「なまずII世号」
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26日に宮城地震が起きたばかりで、報道で繰り返し地震の怖さを目にしているだけに参加者は例年になく真剣。地震体験車「なまずII世号」で宮城地震並みの震度6を体験した人は「こんなに揺れたんだ〜」と驚いていた。
終了宣言で高橋一夫三条市長は「自分の身は自分自身で守る。自分たちの地域は自分たちで守る。自主的な防災活動の推進で、組織的な助け合いが必要」と話し、この訓練で防災意識が高まることを来し居ていた。
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