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三条神明様・骨董ガラクタ市に固定客増える(2003.7.28)
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昨年から月1回、三条市神明町、神明宮の境内で開かれている三条神明様・骨董ガラクタ市が好評。固定客も増えて地元で定着しつつある。
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27日開かれた三条神明様・骨董ガラクタ市
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三条市本町2、片貝古道具店の片貝晋介店主の呼びかけで昨年6月に始まり、ことしは4月から11月まで、毎月第4日曜の午前9時から午後4時ころまで開いている。
7月は27日に開き、9店が出店して参道わきや拝殿に店開きした。商品は湯のみ茶わんが5個で200円、伊万里焼の火鉢が4,000円、ケヤキのテーブルが9,800円、大カメが16,500円など。大正から昭和初期の日用品的な生活骨董が中心だ。
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明治時代の酒たるや大かめ
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コレクターが目を輝かせるような高価な骨董美術品と異なり、数百円から高くても1万円台くらいと手ごろな品ぞろえ。ほかにも、懐かしいランプや花器、そろばん、鉄瓶、着物、今では目にすることも少なくなった陶器製のあんかや酒瓶、五徳など並んだ。
値切りに成功することもあれば、ガラス製の金魚鉢を手にした客の「まけて!」に、店主は「この金魚鉢で1,000円なんて、ほかにないよ」と交渉が決裂することも。こうしたコミュニケーションや掘り出しものを探すのも人気の秘密で、毎回、必ず訪れる人もいる。
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拝殿では木製品や掛け軸を販売
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ひところのレトロブームは去ったが、和服をパッチワークの素材にリサイクルしたり、古いかめに花を飾ったりと自分なりの使い方を考えて買う人も多く、古いモノを日常に自然に取り込むスタイルの定着しているようだ。
こうした骨董ガラクタ市は、新潟市や柏崎市などで行われているが、それまで県央地域にはなかった。片貝さんは、古い時代のモノの紹介が町の活性化につながればと県内外の古道具店経営者に出店を呼びかけて実現した。
片貝さんは「古いものを再利用して、生活を楽しんでほしい。処分するのは簡単だけど日本の文化が捨てられていくような気がする。自分たちは日本文化の橋渡し役」と話している。この市に関する問い合わせは片貝古道具店(電話:090-1116-8955)へ。
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