28日午後4時半ころ、JR燕三条駅でMaxとき321号(新潟行き)の床下から煙が出る事故があった。車内に入り込んだ異臭と煙でパニック状態のようになる車両もあった。この事故で3人の乗客が具合を悪くし、うち女性1人が病院に運ばれた。
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煙が出たためJR燕三条駅で停車して点検作業が行われるMaxとき321号
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同列車の後ろから3両目から煙が出たもので、JR東日本では、車両を同駅に停車させ、乗客を降車させて点検作業を行った。三条地域消防本部や燕市消防本部が出動したが、放水は行わず、線路に降りて煙の状況を確認した。
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車両から降りて改札を出る乗客
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乗客は代行輸送バス3台に分乗して新潟市へ
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消防車が停車して物々しい雰囲気になったJR燕三条駅前
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この事故で乗客が3人が具合が悪くなり、そのうちのどの痛みを訴えた女性1人が病院に運ばれた。
JR東日本では、下りホームにMaxとき321号を停車させたまま点検作業を続ける一方、上りホームだけを利用して午後5時過ぎに上越新幹線の運行を再開した。
下りで15分ていど、上りで25分ていどの遅れが出たが、遅れはしだいに短縮している。乗客は代替バス3台に分乗して新潟市へ向かった。
最後尾の車両に乗っていた人の話では、燕三条駅に到着する少し前からビニールが燃えるような強烈な異臭があり、車内に煙も入ってきたという。
消防職員が列車に乗り込んで調査したときも異臭が鼻をついた。JR燕三条駅は三条地域消防本部の管内で、同駅への出動は初めて。
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