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田上町で特産のウメ干しの天日干しが最盛期(2003.7.29)
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田上町原ヶ崎新田、JAにいがた南蒲田上中央支店の加工センター倉庫の屋上では、田上町特産のウメ干しの天日干しが最盛期を迎えている。
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JAにいがた南蒲田上中央支店で行われている最盛期を迎えたウメ干しの天日干し
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毎年6月に収穫したウメを塩で漬け込み、日差しの強い「土用の丑(うし)」のころに太陽と自然の風での天日干ししている。ことしは先週末から作業を始め、8月の初めまで続ける。
コメの低温倉庫の屋上と下屋に、約1m四方の簾(す)約60枚を2カ所に分けて並べる。1枚の簾には、1樽(たる)50キロ分の柔らかくなったウメを、ひと粒ずつていねいに並べる。
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見ているだけでつばが出てきそうな、びっしり並んだウメ干し
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作業をする人たちは、日よけのために頭にタオルや手ぬぐい載せてその上から広い帽子をかぶり、長袖、長ズボンが定番のスタイル。衛生面からビニール手袋をはめ、汗を光らせながらの作業だ。
3日間ほど天日干ししたら樽に戻し、もんだシソの葉と合わせて再び漬け込んでねかせること1年。来年の夏過ぎには、昔ながらのしょっぱくて、酸っぱいウメ干しに仕上がる。
あえて機械を使わずに収穫から手作業にこだわり、もちろん着色料も使わない。昔ながらの製法が昔の味をそのまま今に伝える。
ことしはウメの花が咲いたあとに遅霜に見舞われたため実の収穫量が少なく、例年なら約8トンのウメ干しを出荷しているが、ことし収穫した分の出荷は6トンていどにとどまる見込みだ。
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