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三条市が8/6広島平和記念式典に中学生7人派遣(2003.7.30)
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三条市は、8月6日に行われる広島平和記念式典に市内7中学校の生徒1人ずつ、7人を派遣するのを前に30日、市役所でその派遣団の結団式と激励会を行った。
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広島平和記念式典への派遣団結団式と激励会、手前は奉納するしない中学生が折った千羽鶴
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三条市は平成11年3月2日に非核平和都市宣言を行い、毎年8月上旬に市役所でヒロシマ・ナガサキ原爆写真パネル展、9月に市内の中学校で被爆体験をした講師による講話を行っている。
非核平和都市宣言からことしで5年目の節目になることから、初めて広島県平和記念式典派遣事業を行うもの。派遣生7人は、引率の中学校教諭と市担当職員の2人と午前9時半に市役所を訪れ、「これまでテレビや新聞でしか見たことのない原爆ドームへ行った入り、平和記念式典に参列することができるので、戦争の傷あとを肌で学んできたい」など、1人ずつ参加の抱負を述べた。
引率の前谷達也三条市立第三中学校教諭は「広島は本物が見られる貴重な場所。広島に行って後の人生が変わった人もいると聞く。(派遣生の)皆さんにもそういうものがあればいいと思う」と期待した。
高橋一夫市長は「戦争体験をした人が少なくなり、本当の戦争のことを知る人が少なくなってきている中で、広島は貴重な場所ですから、よく感じてきて下さい」と激励した。
松永悦夫教育長は、原民喜著『永遠のみどり』のなかの原爆投下時の人々から聞こえてきた「水ヲ下サイ アア 水ヲ下サイ」いう言葉を書いた詩を読み上げ「世界の平和を祈ってきてほしい」と話した。
一行は2泊3日の日程で8月5日に出発。一日目は、市内の中学生が折った千羽鶴を平和記念公園にある原爆の子の像に奉納、原爆ドームを見学し、2日目に平和記念式典に参列。その後、平和記念公園内や市内の資料館や建造物などを見学する。派遣生7人は次の通り。
【派遣生】▲中村友美(第一中)▲幸地一成(第二中)▲小林真美(第三中)▲森山照樹(第四中)▲青柳和希(本成寺中)▲山口美波(大崎中)▲増井和美(大島中)
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