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台風に備えて三条市・大島選果場は9日、臨時出荷実施(2003.8.8)
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9日昼過ぎと予想される台風10号の最接近を前に8日、県内有数の果樹産地の三条市大島地区では、休日返上で9日に臨時出荷を行うことを決め、ブドウの早めの収穫や畑の防風網の増設と生産者は対応に追われた。
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大島選果場の黒板で生産者にブドウの夕もぎを呼びかけ
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新潟地方気象台の予報では、三条地域の強風は9日昼過ぎから10日初めまで、ピークは9日昼過ぎから9日夜遅くまでとしている。
大島地区の果物を集出荷する同市代官島、大島選果場は9日は土曜休みだが、臨時出荷を行うことを決めた。
ブドウの「巨峰」が出荷のピークを迎えており、風で落果したり、傷んだりする前に収穫を前倒ししようというもので、生産者に8日夕方の収穫「夕もぎ」と翌日の出荷に備えるよう呼びかけた。
モモの出荷はすでにピークを過ぎているが、晩生の品種の出荷が残っている。ブドウと同様、早めに収穫したようで、8日の出荷はいくらか多めだった。
また、数年前から台風に限らず風の影響を少なくしようと、畑に防風網を張る生産者が増えている。とくに高級品でもある洋ナシは風で落果しやすく、台風に備えて防風網を増設する生産者もいた。
ナシやモモの生産者は「台風の進路を見ながら、ナシは棚の補強、モモは枝の補強をする」と話していた。
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