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三条市がカナダの日系二世を国際交流員に任命(2003.8.8)
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三条市は7日、市役所で国際交流員辞令交付式を行い、カナダのチャン・テッカさん(26)に辞令を交付、市の国際交流員に任命した。
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高橋三条市長から国際交流員の辞令を受けるチャン・テッカさん
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テッカさんは、カナダ・ハミルトン市生まれで父が台湾人、母が日本人の日系二世。大学教授の父が東京大学で教えたこともあり、小学生の1年間を東京で暮らした。
その後も1年半に1度ほどのペースで日本で暮らす祖父をたずねて訪日。大学時代は日本のすし店でアルバイトをしたことも。日本語は完璧で、ほかに中国語とフランス語もこなす。
ヨーク大学を卒業後、台湾で3年間英語を教え、日本の外国青年招致事業・JETプログラムに応募して三条市の国際交流員に選ばれた。三条市の国際交流員はテッカさんで3人目。
地域振興課で姉妹都市のカナダ・バーン市との連絡、国際理解講座、国際交流事業の企画などを行う。任期は来年8月3日まで1年間だが、希望すれば3年間まで延長できる。
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三条市のALT2人をまじえて歓談
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辞令交付式でテッカさんはダークスーツに赤いネクタイのかっちりしたファッション。少々、緊張して高橋一夫市長から辞令を受け取った。日本人と変わらないルックスと流ちょうな日本語に、カナダ人であることを忘れてしまうほどだ。
三条市を訪れたのは初めてで、「気持ちよく町を歩け、リラックスできる」と第一印象を話し、三条市では「できるだけ国際化させたい。英語と中国語関係の仕事をしたい」と言う。
趣味は写真とカンフーで「カンフーは初級を教えてみたい」とも。さらに「お寺を見てみたいし、凧も見たい。せっかくおいしいごはんのある新潟に来たのだから、自分で植えてみたい」と意欲的だ。
辞令交付式のあと、三条市の小中学校でALT(外国語指導助手)を務めるアメリカ出身の2人をまじえて高橋市長と歓談。高橋市長は3人に「三条の人たちについて感じたことを聞かせてください。月に1度はお昼を一緒に食べましょう」と三条市に対する外国人の視点にも期待していた。
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