盆市

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13日の盆の墓参りを前に12日、三条市では北三条駅西側と弥彦線高架下の三条中央市場で恒例の盆市を開き、早朝から盆花や供物などを買い求める客でにぎわった。

盆用品を買い求める市民でにぎわう12日の盆市

12日早朝は雨降りで、店が開き始めた午前5時の気温は20.6度（三条地域消防本部調べ）。10時でも22.2度と、とても盆とは思えない肌寒い陽気だった。

この日は165の露店が並んだ。出店者は、例年になく涼しい盆市に「いつもの年だと、売る人も買う人も、汗流しながらやるんだけどね」と驚いていた。

盆棚に飾る小さなナスやホオズキを売る店

雨で客の出足は鈍かったが、午前9時ころに雨があがると例年と変わらない祭りのようなにぎわいに。家族連れが目立ち、体がぶつからないよう気をつけながら供物の果物や盆花を忙しく買い求めていた。

盆花の値段は例年並みで、仏壇用、墓参り用と注文し、花売りの前には順番を待つ列ができていた。目当ての買い物が済むと新聞紙にくるんだ花をかかえ、両手にモモやブドウなどの入った袋を下げて足早に帰っていった。

家に先祖を迎える盆棚を設ける宗派があり、盆棚用の直径4、5センチほどの白ナスや赤ナス、ヒョウタン、ホオズキや、ハスの花や葉を売る店は盆市ならではだった。13日は午前5時から盆花の市を開き、6、70軒が出店する。

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