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県央サティのインショップ、渡辺果樹園コーナーが好評(2003.8.30)
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燕市井土巻3、県央サティ(加藤晴幸店長)では、昨シーズンから食料品売場に三条市井戸場、渡辺果樹園(渡辺康弘経営)のコーナーを設け、地元農家のもぎたてのナシとブドウを販売し、好評だ。
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県央サティの渡辺果樹園のコーナー
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食品売り場に入ってすぐのところに、幅2メートル余りの同園のコーナーを設置する。「もぎたて!!直送渡辺果樹園さんのフルーツ」とあるポップを下げ、ナシとブドウのばら売りと贈答用の箱入りが並ぶ。販売はハウスのナシやブドウの収穫にあわせて8月上旬に始まり、12月の西洋ナシのル・レクチェまで続く。
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渡辺果樹園を経営する渡辺康弘さん
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昨年、同店は他店との差別化を図るため、地元で評判の農産物コーナーを作ろうと企画した。新潟店でも野菜の地元生産農家のコーナーを設けるなど同様の取り組みを行う店舗もあるが、同店ではこれが初めてのケースとなった。
そこで果樹園として知名度があり、春、秋とコンサートを中心としたイベントも行っている渡辺果樹園に白羽の矢を立てた。出店の形式はスーパーなど量販店の中に入っている直売所、「インショップ」形式。商品は買い取りではなく、売れ残れば返品になる。
同店から出店の依頼を受けた渡辺果樹園を経営する渡辺康弘さん(39)。青空市などで直接販売の経験はあるが、それまで大型スーパーで自分の名前を出しての販売の経験はなく、同店からの出店依頼に「もし、お客さんに買ってもらえなかったらどうしよう」と当初は不安が大きかった。
しかし、渡辺さんの果樹園は広い通りに面しているわけでもなく、地元の人もあまり通らない場所にあり、国道8号線のロードサイドショップで直販する同業者がうらやましかった。そこで頭を切り換え、これをチャンスととらえ、挑戦を決意した。
同店の食品担当者は「商品管理をしているのは当店なので、渡辺さんの名前を汚さないように、鮮度チェックなど売り方には気を使っています。お客さまにもおいしいと支持され、とくにギフト時期は売れます」と話し、売り上げは昨シーズンより伸びていると言う。
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