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14日まで三条図書館で杉山繁行・人形たち展(2003.9.2)
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三条市立図書館(羽賀吉昭館長)では、2日から14日まで同図書館で「杉山繁行・人形たち展」を開き、三条市一ノ門2、杉山額縁店の杉山繁行さん(44)が制作した似顔人形33組、170体を展示している。
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14日まで三条市立図書館で開かれている杉山繁行・人形たち展
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似顔絵でも全国的に知られる杉山さんのは、似顔絵の平面的な表現方法から立体的な表現もしてみたいと20年近く前から似顔人形を作っている。月1作のペースで制作し、これまでの作品は250組、970体を数える。
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「ドジしたの女の子」02年4月
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「まきこがわらった」03年8月
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「支持がとっても高いから」01年5月
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新潟市のデパートや村上市や豊浦町などで作品を展示したこともあり、同図書館での展示は5回目。今回は、中央政界をモチーフにした作品を中心に、スポーツ選手など最近5年以内に制作した作品を展示している。
人形は、身長10センチ足らず。粘土で体を作り、乾かしてヤスリがけ、そして色塗り。360度特徴をとらえ、ユーモラスで生き生きとした表情の田中真紀子、小泉純一郎首相などの人形たちは今にも話しだしそうなほど。
ただ似ているだけでなく、時代を替え歌とともに風刺するのが身上。土井たか子、田中真紀子、辻本清美の3人がミニスカート姿で歌う作品は、キャンディーズの『年下の男の子』を皮肉って替え歌にした「ドジしたの女の子」。ネタにされた人にはちょっといじわるな内容だが、見る人は思わずニヤっとしたり、納得したり。
しかし、杉山さんは「人形を作るのは愛情表現。興味のない人物は作らない」。好きな人物ほど制作数も増え、「政界では小沢一郎がこれまでに20体ほどでいちばん多く、スポーツの選手を作っている時はとくに楽しい」と話している。
土、日曜が午前9時半から午後5時までのほかは、午後7時まで。入場は無料。
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三条市立図書館
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