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「石黒病院」改め「レディスクリニック石黒」18日開院(2003.9.14)
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三条市荒町2地内へ移転、新築を進めてきた産婦人科・小児科の石黒病院(石黒隆雄院長・三条市元町)は18日、レディスクリニック石黒と改名して開院する。
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18日、三条市荒町2地内に移転、開院するレディスクリニック石黒
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現石黒病院は建設から23年がたち、老朽化したことなどから移転、新築することになり、3月に新クリニックの建設に着工した。新しい施設は敷地約3,300平方メートルに建つ鉄骨3階建てで、延べ床面積約2,640平方メートル。総工費は約5億円。
1階は受付、待合ロビー、診察室、ふれあいルーム、2階は病室10室にナースステーション、新生児・授乳室、分娩室、陣痛室、手術室、人工授精の培養室、浴室、食堂兼談話室、3階は病室9室、回復室、調理室などを備える。
全部で19の病室はすべて個室。基本は1室が約19平方メートルで、ほぼ12畳のゆったりしたスペースを確保する。壁やリネンはピンクとアイボリーを基調とし、床やドアは木目調に。大きな窓と間接照明で明るくソフトな印象だ。
設備は背や足を起こされるギャッチベッドをはじめ、液晶テレビ、冷蔵庫、大型の洗面台、付き添いの人用のソファベッド、トイレなどを充実。3階の9室はシャワー付きで、部屋の広さが1.5倍ほどの特別室が1室ある。
これまで母親の病室とは別に新生児室を設けていたが、病室を広くしたので希望すれば新生児も母親が退院まで一緒に病室で過ごすことが可能になった。
「新しい命と出会う瞬間は、すばらしいもの」という考えから、リラックスした状態でその瞬間を迎えてもらおうと、陣痛室の内装や設備は病室とほとんど同じにした。調理室にはパン焼き用のオーブンを設置し、週に数回は朝食に焼きたてのパンを出すホテル並のサービスも行う。
玄関入ってすぐの待合ロビーでは、グランドピアノを常設して月1回ていどのペースでミニコンサートを開いたり、11月末にはパッチワーク作家の小林典子さんの個展も予定。また、移転に伴ってこれまで週4回行っていた小児科診療は、毎週水曜だけとなる。
普通分娩の場合の入院は1週間で、石黒院長は「クリニックにいる1週間をのんびりとした気持ちで赤ちゃんと一緒に過ごしてほしい。そのためにゆったりめに作りました」と話している。
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レディスクリニック石黒
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