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29日まで丸井今井邸で花と流木展(2003.9.28)
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三条市・丸井今井邸保存会は27、28、29の3日間、三条市本町3、丸井今井邸で花と流木展を開き、下田村で採取した流木に花を生けて展示し、人が演出を加えた自然の美しさやエネルギーを感じてもらっている。
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29日まで丸井今井邸で開かれている花と流木展
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流木は三条市横町1、研磨業栗山勲さん(64)が下田村・笠堀ダムで収集した100点近くを展示。うち8点は、生け花の三条市神明町、月の輪未生流米田博宗社中の8人が、花を生けて見せている。
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流木と生け花のコラボレーション
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翼を広げたタカや勢いよく泳ぐサカナに見立てた流木。見る人や角度によって流木の自然な造形からさまざまなイメージが広がる。引き立てあうようなコラボレーションだ。
栗山さんは6年前、笠堀ダムの遊覧船の桟橋で富士山のような形をした流木を見つけた。以来、たびたび笠堀ダムに通って流木を収集している。
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流木を収集する栗山勲さん
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流木は拾って終わりではない。3年ほど自然乾燥させ、くぎやブラシで腐った部分やくぼみや穴に入った砂やごみを取り除き、仕上げに手のひらでなでるようにして磨く。最初に出会った山の形をした流木は、今では黒光りする見事な光沢さえ放つ。
栗山さんは「髪の毛や鼻の脂をつけているだけ。自然に逆らわないようにするだけ」と言う。初めは変に形を作ろうとして折ったり、壊したりし、「もったいないことをした」と失敗談も。「家にあるもの全部もってきました。たくさんの人に見てもらってうれしい限りです」と話している。午前10時から午後4時まで、入場無料。
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