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金属研磨仕上げ技能競技会で女性初の最優秀大賞(2003.9.30)
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日本金属研磨仕上げ技能士会(高橋薫会長)と燕研磨工業会(長谷川富一郎会長)は29日、第8回金属研磨仕上げ技能競技会表彰式を行い、最優秀大賞・新潟県知事賞に初の女性受賞者の燕市・山崎研磨工場の山崎直子さん(42)=燕市大曲=をはじめ入賞者8人を表彰した。
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第8回金属研磨仕上げ技能競技会で昨年に続いてアベック受賞の山崎さん夫婦
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研磨業界の技術向上とPRが目的の競技会で、平成7年から毎年開いている。ことしの課題は壁掛け用キーフックで、二等辺三角形のSU304(18-8ステンレス)をミラー仕上げし、鏡面の一部分にサテンデザインを施したものを、平滑さや寸法の正確さなど数十項目で審査した。
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山崎直子さんの最優秀対象受賞作
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燕市と三条市を中心に9市町村の37社から20歳代から60歳代まで、48人の申し込みがあり、うち29作品の提出があった。19日に審査を行い、最優秀大賞の新潟県知事賞1点、最優秀賞と優秀賞を1点ずつ、奨励賞3点、特別賞2点の計8点の入賞を決めた。
表彰式で高橋会長は「今年度、見事グランプリは女性の方ということで、男性の皆さま方の技能と技術向上を図っていただき、第9回は、より盛大に行われますことを願います」とあいさつした。
最優秀大賞の山崎さんは昨年、同競技会初の女性エントリーともなった初出品で最優秀賞を受賞。今回の最優秀賞は前回の最優秀大賞受賞者で山崎さんの夫、正明さん(45)で今回、成績は逆転したが昨年に続く夫婦アベック受賞となった。
受賞者代表の言葉で直子さんは「私のようなものがこんなにすばらしい賞をもらえると夢にも思っていませんでした」と驚きと喜びを話し、「主人は細やかで妥協するのが大嫌いで、いつも隣で厳しく、時には優しく、あんまり優しいことはありませんが、仕事を教えてもらっています」と夫に感謝していた。受賞者8人は次の通り。
【最優秀大賞】▲新潟県知事賞(1位)=山崎直子(山崎研磨工場・燕市)
【優秀賞】▲新潟県技能士会連合会会長賞(2位)=山崎正明(同)
【奨励賞】▲燕市長賞(3位)=中村晃(加藤研磨工業所(株)・栄町)▲燕商工会議所会頭賞(4位)=渋谷考祐(同)▲日本金属洋食器工業組合理事長賞(5位)=内山正巳(同)▲日本金属ハウスウェア工業組合賞(6位)=田中三男(田中研磨工業所・燕市)
【特別賞】▲日本金属研磨仕上げ技能士会会長賞(7位)=長谷川富一郎(長谷川研磨工場・燕市)▲燕研磨工業会会長賞(8位)=今井紀幸(加藤研磨工業所(株)・栄町)
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