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spacer合併賛成に○をつける会が総決起大会spacer(2003.10.8)

燕市の「合併賛成に○をつける会」は5日、燕市文化会館で総決起大会を開き、高橋甚一市長をはじめ各団体の代表や市民ら約600人が参加、合併の枠組みに賛成する運動の本格的なスタートに気勢をあげた。

5日開かれた合併賛成に○をつける会の総決起大会

5日開かれた合併賛成に○をつける会の総決起大会

高橋市長、高橋作衛燕商工会議所会頭をはじめ、合併に賛成する地元県議、燕市議、燕市民代表が合併が生むスケールメリットや財政、夢といった持論を展開し、先に反対派が配布したちらしへの反論を訴えた。

県央東部合併研究会の開発特別委員長だった立場から話す桜井甚一県議

県央東部合併研究会の開発特別委員長だった立場から話す桜井甚一県議

燕市議時代に合併を主管する都市開発特別委員長として県央東部合併研究会に参加していた桜井甚一県議は「反対派議員のちらしを見てびっくりした。研究会の5市町村で協議した内容とまったくかけ離れていたのに、あ然としました」と話した。

桜井県議は1市になっても水道やガスの料金は複数の制度があっても構わず、燕市の浄水場は今後10年は使えるため、県央東部合併研究会で水道料金は上げないと決めたことを話し、反対派のちらしの内容を全面的に否定した。

さらに反対派が唱える吉田町と合併を先行する考えには、「まったく可能性のない話。支援策はない。第2段階で合併するとき費用どうするんですか」、「産業という大きな将来の過程をつくっていくなかで、吉田にも入ってもらう。吉田と一緒になるためにも、まずは東部と一緒になるのが近道だ」と訴えた。

前吉田町長に土下座した舞台裏も明かして賛同を求める高橋燕市長

前吉田町長に土下座した舞台裏も明かして賛同を求める高橋燕市長

高橋市長は合併についての思いと決意を話し、県央東部合併が成立して人口が16万5千人になれば、実現性の高まる事業として救急救命センターの誘致、総合保険センター、ジムやプール、風呂などの施設を備えた総合スポーツ施設、素材研究センター、特別養護老人ホームの建設、5市町村を回る環状バスの運行などをあげた。

反対派が『吉田町を切り捨てる合併に反対』としていることには、「吉田を切り捨てるとか言われたりもしますが、真剣に慎重に一緒になろうと努力した。このちらしはまったくでたらめです」と反論を切り捨てた。

吉田と燕が合併しても人口は6万人余りにしかならず、すでに人口8万人の三条市でさえスケールメリットを求めて合併を目指しており、吉田町との合併ではこれからの財政、運営はできないと説明。同時に以前、高橋一夫三条市長とともに故金子勝前吉田町長を訪れた時に、吉田町も県央東部と一緒になってほしいという思いから土下座までしたことを明かした。

そして「私はこの合併問題に反対が1票でも多くて失敗したときは辞表を出し市長を辞める覚悟です」と決意を示し、7年間の行政運営の経験から「どうか私を信じていただきたい。26日のこの投票によって100年の大計が決まる。私を信じて、よろしくお願いします」と懸命に訴えた。

高橋三条市長からのメッセージの紹介のあと、燕三条青年会議所OBの山後春信さんは「いちばんの敵は黄色いちらしではなく、まだ合併に興味をもっていない多くの市民の皆さんです」と市民に合併賛成を求めるだけでなく、合併に対する関心の高まりを期待した。

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