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燕・合併住民投票賛成派がミニ集会(2003.10.9)
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燕市の合併住民投票で「合併賛成に○をつける会」では、8日午後7時から市内3会場でミニ集会を開き、高橋市甚一燕市長はじめ、桜井甚一県議、大山治郎議員団代表の3人が順番に3会場を回り、なぜ県央東部との合併が必要かなどの考えを訴えた。
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8日、水道町4丁目集会所で開かれた「合併賛成に○をつける会」のミニ集会
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小池公民館、大曲公会堂、水道町4丁目集会所の3会場で開いたもので、水道町4丁目集会所には、ローテンションを組んだ高橋市長ら3人と斉藤紀美江市議、酒井基市議の計5人と市民90人余りが参加。同会で印刷した県央東部合併研究会の新市将来都市構想の概要版を配布するとともに、反対派の訴える「合併すると水道料金などが値上がりする」などは誤りと説明した。
大山治郎市議が行財政改革や町づくりについて話した。県央大橋や燕橋からJR燕三条駅方面へ向かう道路の先がS字型になるのは、三条市の都市計画がないためなど、両市の境界が町づくりの障害になっている例をあげた。
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県央東部合併研究会の新市将来都市構想の概要版を手に話す高橋燕市長
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そのうえで将来、「だれが、あの町の、あの道をジグザグにしたんだ」と言われないようにするためにも、合併によって大きな町にすることが必要と訴えた。
酒井市議は、49年前に小池、小中川と合併してできた燕市で今になって合併して失敗した言う人はなく、合併したからこそ今の産業や燕市の発展があると過去の経験則を示した。桜井県議は反対派のちらしは、真剣に研究してきた県央東部研究会構成市町村の首長や助役、市民への侮辱だとして「正しい情報で冷静な判断をお願いしたい」と求めた。
斉藤市議は、前日ミニ集会を行った水道町3丁目地区で400件にちらしを配って参加を呼びかけたが、出席したのは30人ほどだったことを報告。会場の参加者には「ぜひ、反対派の集会にも行き、両方の話を聞いて冷静に考えてください」と、好き嫌いや地縁血縁関係だけで合併の賛否を判断するのではなく、市民一人ひとりが考えるよう求めた。
高橋市長は住民投票に至る経緯、行財政改革、大きな合理化の必要性を話した。三条市長と2人で中央省庁に陳情に行ってそれぞれ名刺を出すと「一緒じゃないの?」と言われるなど『燕三条』の名前の重要性などを話し、「とにかく私を信じていただきたい。26日の投票日には賛成に○(丸)をいただきたい」と訴えた。
質疑で参加者から「合併して同じ市でも、ガス、水道料金が三条は高く燕は安いというのは、三条市民は承知しているのか」、「今の燕市で議員を半分に減らすとか努力して、合併しないでやっていけないのか」などがあり、午後9時過ぎに閉会。会場を出た年配の女性は「話を聞いてみて、よくわかった。ちらしはいっぱいくるけど読んでもわからなかった」と話していた。
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県央東部合併研究会関連データ〜ニュースタンク
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