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「三条との合併」反対に○をつけに行こう会のミニ集会(2003.10.10)
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燕市の県央東部合併に反対する「三条との合併」反対に○をつけに行こう会(川上靖夫会長)は、9日午後7時から燕市の藤の曲公民館と長所集会所の2会場でミニ集会を開き、三条方面との合併反対を強調した。
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9日、藤の曲公民館で開かれた「三条との合併」反対に○をつけに行こう会ミニ集会
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藤の曲公民館でのミニ集会には、川上市議、阿部健二市議、合併問題を考える会の宮路敏裕会長の3人と議員活動で行政視察で北海道へ出掛けてていた大原伊一市議、大岩勉市議も30分ほど遅れて会場入り。約40人の市民が参加した。
会長の川上市議は、燕三条駅方面など須頃の方は、開発し尽くした感がある。一般の人にとっては土地高騰などで、これ以上の開発はかえって問題なのではと、開発への疑問を投げ掛けた。
阿部市議は、同会発行の黄色いちらしを元に「賛成派の人から大うそ、でたらめと言われたが、ちらしの数字は市役所などに問い合わせながら出した間違いのないもの」と反発。「皆さんがやっと興味をもち、これから話し合いができる土台ができたところ。26日に決めたら4年後の選挙なんて無いんですよ。まだわからないならわからないと合併反対に丸をつけてください」。
宮路会長は自分が市民から聞く範囲では三条方面より吉田町との合併を望む声が多い気がすると「市民は市長の軸足とは違う方向を向いているいうのを感じる」と話した。
大原市議は、賛成派がガスや水道料金などについて県央東部合併研究会のデータを元にしていることについて「合併を進めている方々は燕は離脱として受け止めて解散。今までやってきたことはちゃら、約束事として成立していないことをいかにもあるように言っているのはおかしい」。反対派が吉田町と合併後に段階的な合併を示しているのに対し、賛成派がそれでは経費がかかると主張していることには、「吉田と一緒になってから合併しても金がかかるのは同じ。賛成派は都合のいいことしか言ってない」と反論した。
また、高橋市長が住民投票で反対が賛成を上回ったら辞職する考えを明らかにしていることには「まだ任期があるんだから単独や吉田など、道筋を決めて来年の9月に辞めてもうのが筋。市長選挙になると2カ月空白があく、燕の方向がまた決まらない」と話した。
大原市議は合併に対する考えを「世界に発展する都市を考えている。100万都市はほとんど港を持っている。私は、まず吉田とそして西蒲原と合併して、三条のみなさんが借金を返し終わったら一緒になって貿易ができるような港を作ろう」と語った。
大岩市議は三条市が先に発行した住民参加型公募債、ひまわり債の0.5%の金利を取り上げて「三条の市長が金利払うのかといったら、それはない。合併をしようというなら今やることではない」と批判。さらに「公共料金は、黒崎町の例をあげて5年間、上げないと言って合併したが1年後に上がった。その瞬間は凍結するが、必ず上がる」と賛成派の言っていることはうそではないが、まやかしと話した。
質疑では、反対が勝った場合の方向性を問う質問に川上市議は「私は吉田と思っているが、ほかの議員はどうか。まだ、どうなるかわからない」と、住民投票の考えは一致しているが、その後の考えは違いがあることを示した。
反対が上まったら地場産業振興センターやリサーチコアなど燕、三条、両市で運営している事業はやめるのかという問いに大原市議は「合併しないとできないわけでない。今まで通りやっていけばいい」。また、参加者から「話を聞いていると強烈に三条はだめだ、三条もんの顔見るのもやらと聞こえる。それなのに(地場産センターや一部事務組合など)一緒に事業ができるのか」の声に、反対派は三条との合併は否定しておらず、誤解を受けたことについては申し訳ないと答えた。
■関連リンク
県央東部合併研究会関連データ〜ニュースタンク
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