燕市立小中川小学校(高坂博校長・児童488人)は11日、県の緑化事業「緑の百年物語」の一環として同校グラウンドの「学校の森」で植樹祭を行ない、45本の苗木を植樹した。
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11日、燕市立小中川小学校の学校の森で行われた植樹祭
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昨年、創立30周年の記念事業としてグラウンドに「学校の森」を造成。約800平方メートルの広さがあり、高さ3、4mほどの山を「築山(つきやま)」と命名し、学校に森を作る事業を行っている。
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ヒメイワダレソウの植栽に熱中する児童
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植樹祭には児童や保護者、地域の人など約300人が参加。田野温子PTA会長は「きょうは50年後、100年後の小中川小学校のための大切な日です」、高坂校長は「息の長い活動になりますので、この子どもたちが孫の手を引いて来るころに、立派な森になっているのではないでしょうか」とあいさつしてから苗木を植えた。
苗木はドングリを実らせるマテバシとシラカシ、それにヤマボウシ、マンサクなどで高さ2m前後に育った45本。高学年の児童や保護者がシャベルで土を掘り起こすあとから低、中学年の児童がスコップで苗木を植え、児童は「早く大きくな〜れ」と声をかけて土をかぶせていた。
苗木の植樹のほかに、築山にヒメイワダレソウの苗を植栽し、木片と木の実を使って、1人が1つずつ名札を作り、親子で緑や木に親しんだ。
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