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燕市始まって以来初の住民投票が16日、告示(2003.10.16)
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燕市始まって以来、初の住民投票が16日、告示された。三条市、田上町、栄町及び下田村と合併することの可否を問うもので、告示とともに不在者投票の受け付けが始まり、賛成、反対の両派とも街頭演説に飛び出して運動を活発化させている。
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燕市役所前に設置された住民投票の看板
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住民投票は26日投開票で、投票は午前7時から午後8時まで市内22の投票所で行われる。開票は午後9時から燕市民体育館で行ない、市選挙管理委員会では午後10時に中間発表、10時半には確定したいという。
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住民投票の投票用紙
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投票資格者は、昭和58年10月27日以前に生まれ、15日現在で燕市の住民基本台帳で登録3カ月以上の市民、男17,448人、女18,154人の計35,602人。
告示日とはいえ、一般の選挙のような立候補の届け出はなく、運動員が選管を訪れることもないが、同選挙管理委員会では、JR燕駅前に住民投票の啓発塔を設置し、不在者投票の受け付けを始めた。
不在者投票は、25日までの10日間、午前8時半から午後8時まで市役所1階市民ホールで受け付ける。16日は午前中に38人が不在者投票を行い、4月の燕市議選の初日の35人を上回った。
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賛成、反対両派ののぼりが入り乱れる燕市内
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また、告示にあわせてこの日、賛成、反対の両派は市内各所で街頭演説を行った。反対派の「三条との合併」反対に○をつけに行こう会は、午前9時に同会事務所前で呼びかけ人の市議が集まって「がんばろー!」と気勢を上げて出発。賛成派の合併賛成に○をつける会市議団も、同9時過ぎから市内を街宣し街頭演説に向かった。
市内はあちこちに両派が立てた「賛成」「反対」の字句が踊るのぼりや看板が目立つ。告示とともに両派の運動は一気にヒートアップしているが、それとは対照的に市民レベルの合併問題に対する関心は今ひとつ。
住民投票に至ったのも議会内の混乱からで、今のところは上滑りの感は否めず、両派とも市民に合併の賛成、反対の決断を迫る前に、市民から合併の成否が地域の将来に大きくかかわる投票であるという認識を高めることが期待される。
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「三条との合併」反対に○をつけに行こう会、同会事務所前で「がんばろー!」
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市内で街頭演説を行う合併賛成に○をつける会市議団
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県央東部合併研究会関連データ〜ニュースタンク
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