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spacer燕市の女性団体が賛否両派市議を迎えて合併学習会spacer(2003.10.22)

燕市の女性団体、つばめ生活学校(渡辺裕子代表・15人)は21日午後7時から燕勤労者総合福祉センターで合併学習会を開き、燕市の合併住民投票で合併に賛成、反対の両派市議の意見を聞き、率直な質問をぶつけた。

左から田野、斉藤、長井、大岩、大関、大山の各市議

左から田野、斉藤、長井、大岩、大関、大山の各市議

住民投票の告示後、両派の市議が同じ席で意見を話すのは初めてで、市民約80人が参加した。燕市議会から賛成派の大山治郎、斉藤紀美江、田野隆夫の3市議、反対派の大岩勉、長井由喜雄、大関富男の3市議の計6人が出席し、順番に合併の賛否の理由、合併後の将来像を述べ、質疑を行った。

合併しない場合の市の財政について、斉藤市議は市民が多大な負担を負う、大山市議、大岩市議も現状のサービスの継続は難しいという見方を示した。住民投票条例に「結果を尊重する」とある意味について田野市議は「1票でも多いほうに議員は協力する」と答えた。

次々と質問に立つ市民

次々と質問に立つ市民

吉田町の意向調査では三条方面との合併を望む人が皆無で、吉田と合併してから三条方面との合併に自身はあるのかという質問に大岩市議は「自信はあります」と答え、燕、吉田、三条の合併が持論としたうえで「吉田の方向性もあって残念ながら今はできないので先にできる方向に進むべき」とした。

一方、田野市議は「西蒲原の中で一番大きい燕市が結論を出せないでいる。その燕から頼んで分水や吉田に迷惑がかけられますか。燕がこう判断したので、吉田の皆さんもぜひご協力をしてくださいと求めるべき」と話した。

また、賛成派が配布したちらしに、住民投票では吉田や県央大合併という人も賛成に○をと求めていることに対し、参加者から「今やっているのは三条県央東部じゃないんですか。いつから吉田との合併、県央大合併ってなったんですか」との指摘があった。

しかし、市民の吉田町との合併の意識は強く、「財政的に吉田町の方がいいといっても、下水道事業にまったく着手していない吉田町がそれを始めたら、ほかの市町村と同じになるのでは」、「三条方面と合併したら吉田町を引き込めるのか」、「吉田町民はどう考えているのか」など吉田町と関連した質問が相次ぎ、予定していた時間を15分ほど過ぎ、9時15分ころ閉会した。

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