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燕市の合併住民投票は小差で反対が賛成を上回る(2003.10.27)
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燕市の三条市、田上町、栄町及び下田村との合併の可否を問う住民投票が26日、即日開票で行われた結果、反対12,504票、賛成11,783票で、反対が賛成を721票上回った。反対票が上回ったら辞職を表明していた高橋甚一市長は「市民の審判。真しに受け止めなければならない。残念だ」と話した。
高橋市長は、合併賛成に○をつける会の議員団事務所で支持者らとともに結果を待った。高橋市長は開票所から敗北の電話を受けると、「これは市民の審判です。厳粛に受け止めなければならないと思う」と話した。
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合併反対多数の民意に残念だと話す高橋市長
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肩を落とす合併賛成派の市議
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「自分の選挙以上に一生懸命やったが、市民の考え方が私たちの主張するものと違っていたということ。真しに受け止めざるを得ない。誠に残念です」と話し、賛成を支持してくれた人たちに「心から感謝する」と礼を述べた。
先に表明していた辞職については「もちろんそういうつもりでおります」ときっぱり。出直し選挙への立候補については「たった今のことでそんなこと考えていない。辞めると言っているんですから」と話しながらも否定はしなかった。
燕市の県央東部との合併の見通しには「ないと思いますよ。17年3月までには」と話した。反対票は西蒲支持か、合併反対かについては、「三条はきらいだ西蒲がいいという声が勝ったのでは。決して三条が悪いと言うのではなく、昔からの根強いもの。私たちは大きく合併して燕市がよくなると説明してきたが、昔から西蒲という根強いものがあったのだろう」と、感情論ではなく流れではと話した。
高橋市長は無念さを押し殺し、覚悟を決めていたようにさばさばと話した。最後に事務所にいる賛成派市議や関係者に笑顔も見せ、労をねぎらったが、賛成派の市議らは「これからどうなるんだろう」と肩を落としていた。
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