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中越衛生処理組合は燕市合併せずとも現在の枠組み維持(2003.11.11)
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10日開かれた三条、燕、栄、下田の4市町村で構成する新潟県中越衛生処理組合(管理者・高橋一夫三条市長)の平成15年度第3回定例会前の議員協議会で、高橋三条市長は燕市が三条、田上、栄、下田と進める合併に加わらなくなったことに関連して「現在の組合の枠組みの中で施設整備を図り、運営していくことを基本とする」考えを示し、理解を求めた。
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10日開かれた新潟県中越衛生処理組合平成15年度第3回定例会前の議員協議会
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高橋三条市長は冒頭のあいさつで示したもの。10月26日に行われた燕市の合併住民投票で合併反対が多数を占め、合併しないことになり、同組合の今後のあり方について新しい処理場の建設費と維持管理費も含めた長期的な視点から理事者間で協議した結果、「組合構成市町村の枠組みの中で施設整備を図り、運営していくことが、地域住民にとって、お互いにいちばんメリットがあると考える」という結論になったと話した。
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現在と変わらない組合構成市町村の枠組みの中で新しい処理場が建設できるようにとあいさつする高橋三条市長
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さらに「現在の枠組みのなかで施設整備を図り、運営していくということを基本として、一日も早く新しい処理場が建設できますよう今後も努力してまいりたいと考えております」と理解を求めた。
同組合のし尿処理施設=燕市東町=は建設から38年になり、老朽化しているため、三条市塚野目地内の三条市下水道処理センター隣接地を移転改築の候補地として地元関係者と協議を進めている。燕市を含む4市町村が合併すれば、し尿処理施設の排水を公共下水道と共有する下水道投入型にすることで建設費などのコストが削減できる可能性があった。
し尿処理場は環境省、下水道処理センターは国土交通省の補助施設で、ひとつの市であれば補助金を合わせて使えるが、広域では使えないとされており、このことから4市町村が合併しなかった場合には組合は解散するのかなどの点で注目されていた。
本会議では、平成14年度同組合歳入歳出決算(歳入361,738,889円、歳出352,155,373円、次年度繰り越し9,583,516円)を報告通り認定した。
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