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『現代語訳 鈴木牧之の小説』発刊(2003.11.18)
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三条市仲之町、(株)野島出版(馬場俊二社長)は、鈴木牧之(1770〜1842)の小説3編を現代語訳で収録した『現代語訳 鈴木牧之の小説』(税込み2,520円)を発刊した。
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(株)野島出版が発刊した『現代語訳 鈴木牧之の小説』
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A5判、180ページで、鈴木牧之が書き残した「小説 広大寺躍(こうだいじおどり)」、「「塩冶判官一代記(えんやはんがんいちだいき)」、「戯作 秋山記行(げさく あきやまきこう)」の3つの小説を収録。牧之の生まれ故郷に近い北魚・小出町の出身で『魚野川物語』や『鈴木牧之の生涯』の著書のある磯部定治さん(72)が現代語訳した。
牧之は魚沼郡塩沢村(今の北魚沼郡塩沢町)に生まれた文人。40年近くを費やして完成させた『北越雪譜』は当時の雪国の暮らしを紹介し、江戸時代のベストセラーとなった。俳諧や書画でも知られ、塩沢町には鈴木牧之記念館もあり、今も高い評価を得ている。しかし、牧之の小説となると『鈴木牧之全集』(中央公論社刊)に収録されているくらいで、ほとんど知られない。
同書では、読みやすいように段落を変え、どうしても意味が分からないところは意訳した以外、できる限り原作を忠実に現代語に置き換えた。さらに、それぞれの小説に続いて磯部さんが解説を加え、理解を助けている。問い合わせは同社(電話:0256-34-3592)へ。
■関連リンク
野島出版
鈴木牧之記念館(塩沢町観光協会)
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