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spacer燕三条JCが燕市議に「燕市の今後のまちづくりについての意見を聞く会」spacer(2003.11.22)

燕三条青年会議所(杉野真司理事長)は、20日午後7時から燕商工会議所で「燕市の今後のまちづくりについての意見を聞く会」を開き、合併の賛否で割れる燕市議9人から燕市の合併の方向性について聞いた。

20日開かれた燕三条青年会議所主催の燕市の今後のまちづくりについての意見を聞く会

20日開かれた燕三条青年会議所主催の燕市の今後のまちづくりについての意見を聞く会

市議20人すべてに参加を呼びかけたうち、先に行われた燕市の住民投票で県央東部との合併に賛成した浅野金六、大山治郎、川崎健吾、斉藤紀美江、タナカキン、渡辺正明の6市議と、反対した大原伊一、星野義則、本多了一の3市議の合わせて9人が出席し、市民ら約100人が参加した。

杉野理事長はあいさつで、住民投票が合併反対が多数となり、その責任をとって合併を推進していた高橋甚一前燕市長が辞職。有力な次期市長候補はなく、先行きが混とんしていることに対する戸惑いや不安の広がっていることを話し、「燕のまちはどうなっているのか、どういう方向に進むのか忌たんのないご意見をいただきたい」と求めて開会した。

あらかじめ市議に「どのような合併を考えているか」、「吉田町と合併を進めた場合に特例法期限内の合併は可能か」、「反対派のちらしで吉田県立病院に救急救命センターを誘致できるとあったが、誘致するにはどのような活動を行っていけばよいか」の3つの質問を伝えてあり、それぞれの質問に意見を述べてもらったほか、欠席でも回答を寄せた市議の意見も発表した。

「どのような合併を考えているか」の質問では、本多市議が「単独でもやっていける」としたほかは、財政面の厳しさから先に吉田町と合併を進めるべきという考え。賛成派の市議は、三条市と燕市を核に吉田町の合併を誘う大きなまちづくりを求める意見が目立った。

吉田町との合併で特例法期限内での実現の可能性には、両市町の合意を得て早急に進められれば可能とする意見が多かったが、楽観視できないとの声も。救急救命センターの誘致については、賛成派の市議はそれなりの人口規模がないと難しいという見方を示した反面、反対派は強力な市民運動を起こすことで不可能ではないとした。

どのような合併を考えているかの質問での各市議の意見は、反対派はこれまでの考え方とほとんど変わらなかった。一方、三条など県央東部地域との合併を最善としながらも、住民投票で反対多数となった結果を尊重し、吉田町との合併を先行することに協力し,その後に三条方面との合併を進めるという意見が中心だったが、住民投票の結果は勝ち負けではなく賛成した人たちを切り捨てるわけにはいかないという考えも。

結局、意見を聞く会は文字通り、市議の意見を聞いたに過ぎず、先行きに対する市民の不安を解消するには至らなかった。住民投票以前と変わったのは、賛成派の市議が吉田町との合併を優先する考えに傾いたことくらいだった。