西洋ナシ、ル・レクチェが間もなく最盛期

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県内有数の果樹産地、三条市大島地区の生産物を集出荷する三条市代官島、JAにいがた南蒲大島選果場では12月に入って西洋ナシ「ル・レクチェ」の出荷が最盛期を迎えようとしている。

JAにいがた南蒲大島選果場で出荷を待つル・レクチェ

ル・レクチェは上品な香りととろけるような甘みが特徴で、西洋ナシの高級品種。出荷期がちょうどお歳暮シーズンに当たり、贈答品としての需要が年々、高まっている。

まだ果実が青い10月に収穫、さらに追熟して鮮やかな黄に変われば出荷。同選果場では11月19日に出荷を始め、間もなく最盛期だ。

冷夏の年は出来がいいと言われ、同選果場では「ことしは、平年より玉ぶとりもいいし、渋みが少なく、甘くておいしい」と味には太鼓判を押す。価格は規格によって幅が大きいが、例年並みと言う。

出荷はクリスマスころまで続く。最盛期の今月半ばには1日に4キロ入り1ケースで約1,800ケース、約7トンにのぼり、シーズンを通して約100トンを出荷する見込みだ。