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「オレオレ詐欺」9月から三条で6件、397万円の被害に防犯速報配布(2003.12.6)
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全国的に「オレオレ詐欺」の被害が拡大するなか、三条署でも9月から今月5日までに6件の被害届があり、被害額は総額397万円にのぼっており、同署ではお年寄りのいる世帯に防犯速報ちらしを配布して注意を呼びかけている。
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三条署が5,000部を作成、配布しているオレオレ詐欺に注意を呼びかける防犯速報
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オレオレ詐欺の
被害を受けない3カ条
1.
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電話を受けたら、まず相手に孫や息子等の名前を言わせる。
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2. |
電話を切ったあと、かならず息子たちに連絡を取り確認する。
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3. |
確認できないときは『ぜったいにお金を振り込んだりしてはいけません。』 |
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「オレオレ詐欺」は、県外にいる息子や娘、孫に成りすまして、「交通事故に遭った」、「借金をしてしまった」などと泣きながら身内に電話をかけて、金を指定した銀行口座に振り込ませるといった事件だ。
防犯速報ちらしはB4判で、5,000部を作成。犯行の手口や被害を受けない3カ条などをお年寄りにも読みやすく大きな文字で掲載した。
5日から警察官が同署管内の老人世帯を訪問して直接、ちらしを手渡し、犯人の口車に乗らないよう注意をうながしている。
三条市内でも9月から6件の被害届があり、1件の被害額は45万円から最高で130万円にのぼる。とくに11月28日から今月2日までの5日間に4件と多発したことから、次の被害者を出さないためにも三条署では急いで防犯速報を作成した。
犯行の電話は、金融機関の窓口の開いているうちに振り込めるようにというのか、いずれも午前中から午後1時ころまでにあり、その日のうちの振り込みを指示するようだ。
三条署では「テレビで見たときなどは人ごとで、絶対に自分は大丈夫だと思うが、いざ自分に電話がかかってくると、大事な孫が、娘がとそんなことは吹っ飛んでしまうもののようです」と予備知識が意外に役に立たないことを指摘。家族でも被害に遭わないよう注意しあってほしいと話している。
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