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燕市長選は高橋前市長が約300票の小差で杉山元市長をくだす(2003.12.8)
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燕市市長選挙は、7日行われた投票の結果、前市長の高橋甚一氏(67)が、元市長の杉山光映氏(72)を約300票の小差で破り、3回目の当選を飾った。
宮町の高橋陣営の事務所では午後10時25分、当選確定の報告を受けると集まった100人近い支持者らからどよめき、そして歓声が上がった。
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高橋三条市長の(左)の祝福を受ける高橋氏
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高橋氏は1週間の短期決戦を振り返り、市民の幸せのためにクリーンな政治を継続していこうと訴えたと話した。小差の勝利ながらも「市民が私にもう一回やってほしいと、そういう要望と真しに受け止めている」、さらに「皆さんに報いるためにも、市民の生活、市民の幸せのために必死になって努力してまいります」と支援に感謝し、再び市長職で責任をまっとうする決意を示した。
万歳三唱に恵子夫人ととも頭を下げ、分水町長や高橋一夫三条市長も駆け付け高橋氏と握手し、当選を祝福した。
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万歳三唱で恵子夫人とともに頭を下げる
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勝利を確信していた合併住民投票で敗れたこともあり、当選の報告にも「間違えね〜の?」と念を押した。当選の喜びが爆発した前回の市長選とは一転、高橋氏は喜びを押し殺すように厳しい表情だった。
市長選の一騎打ちの結果、市議会の対立の溝はさらに深まり、再び市長の座に就いてもこれまでに厳しい議会運営が待ち構えているだけに、荒海にあえて船出するかのようだった。
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選挙事務所を後にする杉山氏
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敗れた杉山氏は午後10時半すぎに廿六木3区の陣営事務所で、集まった支持者らに、「申し訳ない。私の力が足りなかった」とわびた。出馬の真意を市民にわかってもらえなかったを悔やみ、今後は政治をやってきた人間として陰から応援していきたいと話し、1時間近く支援者らと話して午後11時半ころ事務所をあとにした。
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