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spacer再選された高橋燕市長が記者会見spacer(2003.12.8)

7日行われた高橋甚一前市長の辞職に伴う燕市長選挙で再選を果たした高橋甚一市長は8日、当選証書を受けた後、市役所で記者会見して今後の抱負などを述べ、選挙での無効票878票について「これでは困るという警鐘」ではないかとの考えを示した。

再選して記者会見する高橋燕市長

再選して記者会見する高橋燕市長

高橋市長は午前8時半過ぎに助役、収入役、教育長、総務課長に出迎えられて再選後初登庁。9時10分に燕市選挙管理委員会から当選証書の付与を受け、10時から会見した。

高橋市長は厳しい選挙だったと振り返り、「町を二分するようなかたちで300票の僅差で、私がまた再びこの立場に立たせていただいた」、「この票を大変な重みでもあるなと、私以外に投票された約9,500の方々からいろんな批判もあるでしょう。いろんな批判をこれから努力をして対立を払拭して、市民みんなで燕市民の幸せを作ろうというかたちのなかで、政治信条であるクリーンななかで情報を大きく公開し、出来るだけ市民にわかりやすい政治をやっていきたい」と強く感じたと静かな口調で話しながら再度の市政のかじ取り役を懸命に務める決意を示した。

投票率が前回を大きく下回ったにもかかわらず、無効票は前回の249票から878票に増えたことについて高橋市長は、多いと思っている、いろいろな意見があるだろうと話した。自身に対しての意見として、一つは合併問題で三条方面の県央東部との合併を研究していながら住民投票の結果を受け最初に吉田と協議することに対しての批判、二つ目はことしに入り選挙が続き、自身が出馬したことによってむだな血税を使っているじゃないかという批判、三つ目は選挙そのものに嫌気がさして行きたくないが棄権は避けたいといった考えなどがあったのではないかとして「両方に対してこれでは困るという警鐘と、そういう気持ちをもたれたのではないかと私なりに考えている」とした。

合併についてはスケジュールを早急に決めて吉田町と協議すべきとの考えを示したが、特例法期限には間に合わないが県央の大合併を目指す意向は変わらないとした。また、情報の公開ということを辞職し一市民として考えた時に、これまでは説明不足で知ってもらおうとする努力が足りなかったと気付いたと話し、今後は毎月、記者会見を開くとした。高橋市長の任期は、辞職前と同じ来年9月7日まで。