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Gマークの審査員4人が激論バトルロイヤル(2003.12.16)
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県央地域地場産業振興センターは、16日午後3時半から三条・燕リサーチコアでデザインセミナー「激論バトルロイヤル」を開き、「売れない商品とGマーク〜無制限一本勝負」をテーマにグッドデザイン賞審査員の4人のデザイナーがトークバトルを繰り広げた。
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16日開かれた激論バトルロイヤル「売れない商品とGマーク〜無制限一本勝負」
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トークバトルに挑んだバトラーは、グッドデザイン賞審査員・2003タスクフォースのインダストリアルデザイナーの馬場了(株)クルー代表取締役、大島礼治(株)オーシマ・デザイン設計代表取締役社長、益田文和(株)オープンハウス代表取締役、山村真一(株)コボ代表取締役社長の4人。県央地域のメーカーや三条テクノスクール工業デザイン課の学生、県内のデザイナーなど100人余りが聴講した。
格闘技のリングに見立てたステージに4人のバトラーが黒いサングラスをかけて登場。リングアナウンス風に「赤コ〜ナ〜」と紹介する演出は、まさに「K1」。ボディチェックでは4人のポケットから凶器ならぬグッドデザイン賞を受賞したスプーンやドライバーなど三条燕製品が出てくると聴講者から笑いが起こった。
「ファイト!」のかけ声で激論バトルをスタート。「だれがGマーク商品売れないって言ったんだ」を皮切りに、デザインの条件やGマーク受賞商品が売れない理由など、4人は持論を展開。「この地域に来て思うことは、売ろうとしていない」、「作ることが目標になっている」、「だれが、どこで、どうやって使ってくれるか考えているか」といった地元企業には厳しい必殺技も連発した。
自動車メーカーのボルボは、Gマーク受賞後すぐに『ボルボオーナーおめでとう』と、ボルボを選んだオーナー自身の目が確かさをたたえ、オーナーが喜ぶ広告を出して売り上げを伸ばしたという話から、受賞した後も大切とする意見もあった。
また、地元の研磨業を例に「この地域には技術とスキルがあるのだから、ちょっと違う方向に向けば新しいサービスというビジネスが生まれる」と技術の転用で新たなビジネスチャンスを生むヒントを提示するなど、幅広い話題で80分間、激論した。
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(財)新潟県県央地域地場産業振興センター
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