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合併反対の立場で燕市の市民グループが市長に要望(2003.12.17)
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燕市の合併について市の情報公開と住民参加を働きかける市民グループ「合併問題を考える会」(宮路敏裕代表)は17日、高橋甚一市長と赤塚功市議会議長に対し、住民投票により三条市方面との合併が否決されたことを認識して市政と議会の運営を進めてほしいと要望した。
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高橋燕市長(右)に要望する市民グループ「合併問題を考える会」
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宮路代表と首藤隆会員、事務局長の長井由喜雄市議の3人が正午に市役所を訪れ、赤塚議長、続いて高橋市長に要望書を手渡した。
要望は、燕市が県央東部合併から離脱したことを内外に宣言すること、市議会に対して県央東部離脱の認識で一致して行政に臨むよう市長から要請すること、燕市のまちづくりの方向を市民に指し示すことの3点。
要望を受けた高橋市長は「はい、わかりました」と答えたが、県央東部離脱の宣言については、すでに三条、栄、下田の3市町村で合併協議が進んでいるため、必要ないという見方を示した。
また、議会の承認は得ていないので正式なコメントではないと前置きしたうえで、市長に再選されたあとの11日に吉田町に就任あいさつに出向き、吉田町と合併協議を進める方針で町長と意見が一致したことを説明した。
これに対して宮路代表は、単独のまま合併しない選択肢などいろいろな形を示してほしいと求めたが、高橋市長は住民投票の争点は三条市と吉田町のどちらと合併するかだったという認識を示し、「財政の問題で、単独で行くことには懸念を感じている」と理解を求めた。
一方、赤塚議長は要望に「まったく同様意見です」と全面的に同調。申し入れを受けたことを12月定例会初日の22日に報告するとした。
同会は燕市が行った住民投票の結果を受けて、2月にも燕市の県央東部合併研究会からの脱会などを高橋市長に申し入れている。
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