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spacer会頭あてに燕商議所の公正中立を求める要望書spacer(2003.12.19)

燕市の合併住民投票では三条方面との合併に反対、燕市長選挙で敗れた杉山光映氏を支持した燕市議らでつくる「市民参加の市政を実現する会」(川上靖夫代表)は19日、高橋作衛燕商工会議所会頭に対して「燕商工会議所の公正中立を求める要望書」を提出した。

燕商工会議所の公正中立を求める要望書を提出する「市民参加の市政を実現する会」

燕商工会議所の公正中立を求める要望書を提出する「市民参加の市政を実現する会」

午後1時半に川上代表をはじめ大岩勉、大関富男、星野義則、大原伊一、古寺正晴の6市議が同商工会議所を訪れ、高橋会頭のほか、山崎悦次、鳥部勝敏、小柳孝礼の3副会頭と笠原庄司専務理事が同席するなか、川上代表から高橋会頭に要望書を手渡した。

要望書は高橋会頭あてでA4判。内容は先の合併住民投票と市長選挙についての2点で、住民投票については会議所会員に対し下請けや従業員に賛成への投票を指示するように会頭名で要請したことは「行き過ぎた行為」。

要望に答える高橋燕商工会議所会頭

要望に答える高橋燕商工会議所会頭

市長選挙では会議所議員が高橋甚一陣営の中核となって怪文書を配布させ、公正であるべき選挙を汚したとして、「燕商工会議所の最高責任者として責任が問われることは当然」としている。

高橋会頭は、住民投票は政治運動とまったく異なり、住民の選択を問いかけられたもので、個人や企業、自分の商売を考えて行動するのは構わないという認識を示した。

そのうえで「産地全体を考えた場合、産地としていかにあるべきかと合併に対してのスタンスを言ってきた。むしろ会議所として黙っている方がおかしい」と、逆に商工会議所には将来を見通した方向性を示す大きな責任があると真っ向から反論した。

市長選挙については、「会員の社会生活上の行為に対して会議所が責任をとるということは社会通念上できない」と怪文書配布の調査や公表を拒否し、除名についても逆に会議所が名誉棄損や人権侵害になりかねないという見方を示した。

高橋会頭は、申し入れの内容を会員に報告するとしたが、市議らにも「早く(議会内の)わだかまりをなくしてもらわないと困る」と一日も早いスムーズな議会運営を要望した。要望書の内容は次の通り。

燕商工会議所の公正中立を求める要望書


燕商工会議所会頭

 高橋作衛殿


 燕商工会議所は、国、県、市から補助金をもらっている団体であります。

 商工会議所法の精神からしても政治的には中立でなければなりませんし、ましてや会頭自らが先頭にたって、それらに関与することなど許されるものではありません。

 しかるに、過日、燕市が実施した合併に関する住民投票では、会議所会員の会社に対し、下請けや従業員に達平賛成に○をつける指示をするよう、貴職名で要請されました。

 まさに行きすぎた行為と言わざるをえません。


 また、先般の市長選では、会議所の議員らが高橋甚一陣営の中核に組みし、怪文書を配布させ、公正であるべき選挙を汚しました。そのことは、私たちの調査で明確になっています。

 この問題でも、貴職は燕商工会議所の最高責任者としての責任が問われることは当然であります。

 よって、ここに市民に対しては、ことの真相を調査し、公表し、燕商工会議所の対面を傷つけたそれらの会員に対しては、その弁明を聞いたうえでの除名を強く求められるものであります。

平成15年12月19日


市民参加の市政を実現する会

会長 川上靖夫